金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

←応援クリックお願いします。

"「追いかけ回され、漁を妨害された」鹿児島漁船に中国船接近" 海保の武器使用は首相の胆力次第!!

 2月28日の産経新聞は,”「追いかけ回され、漁を妨害された」鹿児島漁船に中国船接近 沖縄県・尖閣諸島の魚釣島の領海内で今月4日、鹿児島県指宿市の漁船2隻が中国船に接近されたことが28日、鹿児島県漁業協同組合連合会への取材で分かった。県漁連と指宿漁協によると、漁船は「追いかけ回され、漁を妨害された」と主張している。
 指宿漁協所属の栄丸と高吉丸(いずれも19トン)の2隻が4日正午ごろ、魚釣島の周辺約1キロで一本釣り漁をしていると、中国船2隻が接近した。魚釣島を周回しながら4日午後5時ごろまで並走され、漁を諦めた。一時約1・8キロまで迫られたという。
”と報道した(リンクはこちら)。

 このように現実に「中国船」が我が国の「漁船」に危害を加える事態が想定される場合に,海上保安庁としてどう対応すべきか。

 これについては昨年12月4日のエントリーで,
外国公船の領海侵犯に対する我が国政府の対応については9月16日のエントリーで、「日本が批准する国連海洋法条約では、領海内で正当な理由のない活動をする公船に、退去要求以外は何もできない。」という内容の報道を紹介したところである(リンクはこちら)。
 その際には政府の根拠資料は提示しなかったが、それは平成23年1月7日付けの「海上警察権のあり方に関する検討の国土交通大臣基本方針」という文書である(リンクはこちら)。

と書いたとおりである(リンクはこちら)。

 今回よく調べてみると,この後にももう少し詳しい報告書が発表されていた。それは平成23年8月26日付けの「「海上警察権のあり方について(中間取りまとめ)」の発表について」という文書である(リンクはこちら)。
 この中には武器使用について,
③ 武器使用
 基本方針では、状況に応じて適切に武器が使用できるように庁法第20条の武器使用要件を検証すべきことが示されている。武器使用については、相手方の抵抗の度合いに応じて対応するという比例原則に従って使用するとの基本要件の枠組みの変更は必要ないと考えられるものの、その枠内で、近年の領海警備情勢を踏まえた内部規則の必要な改正を行う。

とある。

 「庁法第20条」は,
「第二十条 海上保安官及び海上保安官補の武器の使用については、警察官職務執行法(昭和二十三年法律第百三十六号)第七条の規定を準用する。
2 前項において準用する警察官職務執行法第七条の規定により武器を使用する場合のほか、第十七条第一項の規定に基づき船舶の進行の停止を繰り返し命じても乗組員等がこれに応ぜずなお海上保安官又は海上保安官補の職務の執行に対して抵抗し、又は逃亡しようとする場合において、海上保安庁長官が・・・次の各号のすべてに該当する事態であると認めたときは、海上保安官又は海上保安官補は、・・・、武器を使用することができる。
一 当該船舶が、外国船舶(軍艦及び各国政府が所有し又は運航する船舶であつて非商業的目的のみに使用されるものを除く。)と思料される船舶であつて、かつ、海洋法に関する国際連合条約第十九条に定めるところによる無害通航でない航行を我が国の内水又は領海において現に行つていると認められること(当該航行に正当な理由がある場合を除く。)。
(後略)」
と定めている。

 また「警察官職務執行法」は,
「第七条 警察官は、犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合においては、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。(後略)」
と定めている。

 したがって,相手が単に領海侵犯をしているだけなら,「軍艦及び各国政府が所有し又は運航する船舶であつて非商業的目的のみに使用されるものを除く。」とあるから,「外国公船」に対しては使用できないことになる。やはりネックは「国連海洋法条約」の解釈である。

 しかし相手が我が国の漁船に危害を加えそうな場合は,「他人に対する防護」を理由として,相手に対して「武器使用」も可能ではないか。
 最後は「海上保安庁長官」というかその任命権者である「内閣総理大臣」の政治的胆力次第である。
  1. 2013/02/28(木) 22:27:30|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<"【施政方針演説】レーダー照射を批判、中国を牽制 韓露には秋波" もはや笑って済ませられる状況ではない!! | ホーム | "首相 条件は聖域なき関税撤廃かどうかだ" 在野の政治活動は言行一致が大切!!>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ccp58800.blog25.fc2.com/tb.php/1437-8a10bb2e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)