金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

←応援クリックお願いします。

"飯島内閣参与が訪朝 宋担当大使と会談へ" このような解決方針を取っている限りは数人帰国で妥協しかあり得ない!!

 5月15日の産経新聞は,”飯島内閣参与が訪朝 宋担当大使と会談へ
 飯島勲内閣官房参与が14日、空路平壌入りしたことが分かった。第2次安倍晋三内閣で政府要人の平壌入りが確認されたのは初めて。拉致問題などの懸案をめぐり暗礁に乗り上げている日朝協議の再開に向け、北朝鮮当局者と会談した可能性がある。
 菅義偉官房長官や古屋圭司拉致問題担当相らは、訪朝について飯島氏と事前に協議していた。安倍首相も了承したとみられる。
 滞在は5日間の予定で、宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使と会談する見通し。日朝関係筋は「滞在期間が長いのは、宋氏より格上の高官との会談が決まっていないため」と指摘した。
 日朝間では昨年8月、4年ぶりに政府間協議が再開したが、12月の長距離弾道ミサイル発射を受け、再び中断。同月発足した第2次安倍内閣は制裁を強化する一方、今年4月に拉致問題を担当する政府高官を北朝鮮の友好国であるモンゴルに派遣し、事態打開に向けた調整にも着手していた。
”と報道した(リンクはこちら)。

 「拉致問題などの懸案をめぐり暗礁に乗り上げている日朝協議の再開に向け、北朝鮮当局者と会談した可能性がある。」とあるが,「交渉」である限りは双方が一定の取引条件を提示する必要がある。
 しかし我が国の側ではどういう取引条件を提示するのか一切,国会で議論されていないから,提示のしようがない。
 政府の拉致問題対策本部は平成25年1月25日付けで,「拉致問題の解決に向けた方針と具体的施策」を決定した。これには次のとおりある。(リンクはこちら)

2.具体的施策
 上記方針の下、各閣僚は、本部長、副本部長を中心に連携を密にし、以下の8項目について、それぞれの責任分野において全力を尽くす。
① 早期の解決に向けた北朝鮮側の行動を引き出すため、更なる対応措置について検討するとともに、現行法制度の下での厳格な法執行を推進する。
② 日朝政府間協議を始め、あらゆる機会を捉え、北朝鮮側による拉致問題の解決に向けた具体的な行動への継続した強い要求を行う。
③ 拉致被害者及び北朝鮮情勢に係る情報収集・分析・管理を強化する。
④ 拉致の可能性を排除できない事案に係る捜査・調査を徹底するとともに、拉致実行犯に係る国際捜査を含む捜査等を継続する。
⑤ 拉致問題を決して風化させないとの決意を新たにし、教育現場を含む国内地域各層及び各種国際場裡における様々な場を活用して、内外世論の啓発を一層強化する。
⑥ 米国、韓国を始めとする関係各国との緊密な連携及び国連を始めとする多国間の協議を通じて、国際的な協調を更に強化する。
⑦ 拉致被害者家族等へのきめ細やかな対応、既帰国拉致被害者に対する支援の継続及び今後の拉致被害者帰国に向けた準備に遺漏なきを期する。
⑧ その他拉致問題の解決に資するあらゆる方策を検討する。


 しかしこの「8項目」であるが、①の「更なる対応措置」については具体的な内容はまだ明らかになっていない。②~⑧については新たなものは何もなく、これまでの施策を羅列しただけである。
 要するに解決へ向けての原理原則が何もないのである。原理原則を決めずに相手に当たったところで何の成果も得られないことは自明である。
 さてこのような政府の対応に対して家族会はどういう意向か。

 5月14日の産経新聞は,”飯島氏訪朝 横田さん「一切聞かされていない」 「いい方向に動いてほしい」と期待も
 飯島勲内閣官房参与が北朝鮮入りしたのを受け、拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(80)は14日、川崎市内で取材に応じ、「当然政府の意向を受けての訪朝だと思うので、日朝間で(拉致問題についての)話し合いがあることを期待している」と話した。
 ただ、「何のための訪朝か一切聞かされていないので分かりません」とも話した。
 飯島氏は平成14年9月、日朝首脳会談の際に当時の小泉純一郎首相の秘書官として同行していることから、めぐみさんの母、早紀江さん(77)は「何かあることを期待しています。これを機会になかなか動かなかった拉致問題がいい方向に動いてほしい」と話した。また、「妥協せずに一つの大きな問題として解決することを願っている」と求めた。
”と報道した(リンクはこちら)。

 「妥協せずに一つの大きな問題として解決することを願っている」とあるが,残念ながら政府がこのような明確な方針を持たない姿勢を取っている限りは、相手が提示した数人帰国で手打ちしかあり得ないだろう。

 拉致問題を解決するのにそんなに頭を捻らなければならないものだろうか。
 拉致問題の解決には奇策はない。ソフトなものから始め順にハードなものを行うしかない。ソフトの代表は経済制裁であり、ハードの代表は武力制裁である。
 まず北朝鮮に対する経済制裁はやっているのだから,次には北朝鮮に援助をしている国々に対する経済制裁である。
 それでもダメなら次には武力制裁しかない。またそれを宣言すれば,実際の武力制裁の前に北朝鮮国民である在日北朝鮮人に対しても,ジュネーブ条約で許された抑留の措置などが可能になる。

 最も重要な問題はなぜ我が国が北朝鮮に対する経済制裁以上のことができないかである。
 その理由はいつも言うように、我が国の政治家が臆病だからである。
 この先の議論は3月31日のエントリーで書いた「つまり政治家が臆病者なのは、一般の日本人が臆病者であることの投影に過ぎない。」というテーマにつながる(リンクはこちら)。
 「臆病な戦後的日本人から今こそ脱皮すべきである。」という課題の実現が急がれる。
  1. 2013/05/15(水) 09:07:19|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<"首相答弁は「元慰安婦を傷つけている」" 国連に対しはぐらかしの回答でいつまで逃げられるか? | ホーム | "【橋下氏慰安婦発言】石破氏「国益損なう」" 慰安施設が必要というのは戦前の世界中の軍隊のスタンダードな考え方では?>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ccp58800.blog25.fc2.com/tb.php/1582-7e87975e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)