金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"【大阪「正論」懇話会】「国土強靱化が日本を救う」 京都大学大学院教授 藤井聡氏" 国民に無用な期待を煽ったチャンネル桜系の経済論者の罪は極めて重い!!

 2月24日の産経新聞は,”【大阪「正論」懇話会】「国土強靱化が日本を救う」 京都大学大学院教授 藤井聡氏
 大阪「正論」懇話会の第34回講演会が24日、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で開かれ、京都大学大学院教授の藤井聡氏が「国土強靱化が日本を救う」と題して講演した。
 安倍晋三政権の内閣官房参与(防災・減災ニューディール担当)でもある藤井氏は、財源が乏しい中で巨大地震や津波などに向けた災害対策を図っていく「国土強靱化」の重要性を指摘し、「国民を守るためには、現場を見据えた公共投資をきちんとおこなっていくべきだ」と訴えた。
 また、長引くデフレから脱却するためには、税収を上げ、財政を健全化することが重要だと強調。そのために国土強靱化の考え方を取り入れたいとし、「公共投資の拡大を通して、雇用を増やし、内需を拡大させていく。こうした流れの中でデフレを脱却していくのならば、国土強靱化という政策は極めて効果的、効率的な投資先である」と述べた。
”と報道した(リンクはこちら)。

 「国土強靱化」については当方も異論はない。
 問題はそうではなく、「公共投資の拡大」が本当に「税収を上げ、財政を健全化すること」につながるかどうかである。
 この点この「京都大学大学院教授の藤井聡氏」を含めたチャンネル桜系の経済論者は極めて非論理的な楽観論を採っている。
 上記の報道だけではこの点の考え方の詳細が分からないので、「今.デフレ脱却のために必要なのは,「戦略的・財政政策」である」と題する同氏のレジュメからこの点を点検したい(リンクはこちら)。
 これは何のための資料か分からないが、今年2月25日アップだから上記の「懇話会」の下敷きとなっていると見て間違いない。

 第1に、「税収を上げ、財政を健全化すること」の道筋はどうか。これについてはここでは全く述べられていない。
 おそらく昨年の前半辺りまでは定量的に述べていたと思うが、今は長期的な課題として少し濁しているようである。
 第2に、では当面の財源はどうするのか。ここでは「◆このまま国の借金が増えれば「国債暴落Xデー」が訪れる(誤謬4参照)→違う.日銀の金融政策がある限り,容易には起きない」とあるから(10頁)、現状で行われているような「日銀の金融政策」を想定しているのではないか。
 第3に、ではそれに伴う通貨供給量の可能な上限をどの程度と考えているか。これについてはここでは全く述べられていない。
 第4に、ではそもそもデフレの原因は何と考えているのか。ここでは「4.倒産/失業が増え, 所得が減ること」→「1.物価が下がること」とある(2頁)。
 しかし不況=1国のGDPの減少=個人の所得の減少と定義するなら、上記は不況→デフレと言っているに過ぎないものである。
 第5に、「倒産/失業が増え, 所得が減る」の原因は「公共投資」の減少と考えているのだろうか。
 ここでは「公共投資の縮小は,経済衰退をもたらした!」とあるから(13頁)、そのように考えているようである。
 しかしながら確かに「公共投資の縮小」は事実であるが、財政支出自体は若干の凹凸はあるもののバブル崩壊以降、一貫して増加の趨勢にあることはどう評価するのだろうか(リンクはこちらの「支出済歳出額」)。
 それとも言い古された支出乗数の大小でお茶を濁すのだろうか。

 いつもながら言うが、このような理論的にも実証的にもおかしな理屈を振り回し国民に無用な期待を煽ったチャンネル桜系の経済論者の罪は極めて重いと言える。
  1. 2014/03/05(水) 01:42:12|
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コメント

論点5、「『倒産/失業が増え, 所得が減る』の原因」に関して、「公共投資」と「財政支出」の寄与度をどう考えているのか、論旨が今一つ明確でない。

財政支出がバブル崩壊以降一貫して増加の趨勢にあるのは、社会保障費の急増が原因。
  1. 2014/03/05(水) 09:37:53 |
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  3. hiro #-
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