金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"【島が危ない】第1部 再び対馬を行く(4)温暖化、燃油高騰…苦しむ漁民" 離島漁業再生支援交付金程度では結果は得られないだろう!!

 1月22日の産経新聞は,”【島が危ない】第1部 再び対馬を行く(4)温暖化、燃油高騰…苦しむ漁民
 「毎日、一万円札を拾いに行くようなものでした」
 厳原町漁業協同組合(長崎県対馬市厳原町)の二宮昌彦組合長(55)は誇らしげに昔を懐かしむ。
 ◆海底が砂漠化
 厳原町漁協は採貝藻だけで年間5億円前後の水揚げを記録した時期もあったが、今は4千万円から5千万円。一番よく取る人で200万、悪い人は100万ぐらいだという。水揚げが目減りするに従って、400人程度はいた海士も50人足らずに減ってしまった。
 水揚げが落ち込んだ一番の理由は磯焼けだ。二宮さんは嘆く。「気候の変化で、平成21年頃から、海底が砂漠化してしまって、アワビやサザエの餌になるアラメ、こちらではカジメちゅう海藻が全く生えん磯焼け状態になってしまった。それに、海水温が上昇するにつれて、南の方から温度に適した魚が来て、莫大な量を食べていくとですよ」
 厳原町漁協では、採貝藻だけでなく、イカやブリ、ヒラマサなどの一本釣りと定置網漁も盛んだった。ピーク時の水揚げは年間33億~34億円。近年も21年ごろまで年間18億円から20億円で推移していたが、同年7月から坂を転げ落ちるように落ち込んだ。今は12億円程度。一時は千数百人いた組合員も640人前後に激減してしまった。
 衰退の大きな原因は燃油の高騰だ。「油代は9年、10年ごろはリッター(1リットル)42円だった。採算ラインは60円から62円なのに、今は104円。漁に出たら赤字になるので、釣れるところしか行けんわけよ」。二宮さんは顔をしかめる。
 豊玉町漁業協同組合(対馬市豊玉町)の築城哲則さん(63)は18歳から45年間、イカ釣りを生業にしてきた。
 45年前は、年間250日から280日は漁に出ていた。漁協全体で年間29億円を水揚げした時期もあったという。「平均すると1隻で年間4千万円から5千万円の水揚げ。経費や乗組員の給料などで半分はかかったが、それでも5千万円の水揚げがあれば、船長の手元には2千万円以上は残っていた」
 当時、油の値段は1リットル30円から40円で推移していたから、どこにでも足を延ばせた。今は1カ月に10日、漁に出るかどうかという状況だという。
 ◆鯨被害も増加
 自然は残酷である。追い打ちをかけるようにイルカや鯨による被害も増えてきたという。マグロの養殖を手がける対馬市美津島町今里の吉村元嗣さん(63)によると、7、8年前から極端に増えたらしい。
 「鯨は2年か3年に1回見るかどうかだったが、今は月に何回も見る。イルカは何千頭という群れで来る。年がら年中、どっかにおりますよ。以前は、多いなと思ったら、漁師が太鼓たたいて、追うて処理しよったですよ。それをせんようになってからだんだん多くなってきた。鯨はイワシとかアミとか小魚を食べる。イルカは口に入れば何でも食べる。アワビやサザエ、ナマコも食べとるらしいですよ」
 磯焼けに燃油の高騰、イルカや鯨による被害…と、二重苦三重苦に苦しむ対馬の漁民。高齢化が進み、後継者がいないことも悩みの種だ。厳原町漁協では、20代は10人、30代は30人、40代は57人、50代が137人、60歳以上が400人ぐらい。豊玉町漁協も平均年齢は50歳ぐらいで80歳を超える組合員もいるという。
”と報道した(リンクはこちら)。

 まず「対馬市」漁業の概要についてはある資料に、
対馬市地域の漁業は、いかつり漁業、定置網漁業、ひき縄漁業等が主に営まれている。対馬市内には12漁協があり、平成23年の養殖を除いた総水揚量は18,452tで、うちいかつり漁業の水揚高は6,305tと全体の34.2%を占めており、地域漁業の基幹漁業となっている。
とある(リンクはこちら)。

・「気候の変化で、平成21年頃から、海底が砂漠化してしまって、アワビやサザエの餌になるアラメ、こちらではカジメちゅう海藻が全く生えん磯焼け状態になってしまった。」とあるが、「気候の変化」は何も「対馬」だけであるまい。なぜ「対馬」にそのような大きな影響が出ているのだろうか。

 水産庁の「漁政の窓」という冊子には、南は「鹿児島県」から北は「北海道」の事例まで紹介されているから、やはり全国的に発生しているようである(リンクはこちら)。
 ただ、「また、長崎県水産部漁港漁場課岡部係長から、特定漁港漁場整備事業による藻場ブロックの設置やウニ類や植食性魚類等の駆除、航空写真を活用した藻場マップの作成など、現在の取組の紹介がありました。」ともあるから、「ウニ類や植食性魚類」のような若干の地域的要素もあるのかもしれない。

・「衰退の大きな原因は燃油の高騰だ。」とあるが、「油代は9年、10年ごろはリッター(1リットル)42円だった。採算ラインは60円から62円なのに、今は104円。」というのは余りに金額差があって俄には信じがたい。

 またたとえこれが真実だとしても、これも地域特有の原因でない。
 実際に例えば、平成25年7月2日に愛媛県議会が、「漁業用燃油に係る漁業者負担軽減策の充実強化を求める意見書」を採択している(リンクはこちら)。
 対馬市漁業にそれが多く負担になっているとしたら、それは単純に「燃油の高騰」というよりはむしろ「水揚げ」の急減だろう。

・「追い打ちをかけるようにイルカや鯨による被害も増えてきたという。」とあるが、これも地域に特有ではない。
 これについては鹿児島県の「サメ,イルカによる漁業被害軽減対策への取り組み」という資料に、
3 イルカによる漁業被害対策の推進 独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所の協力を得て,地元漁業者に対する超音波発生機器の現地乗船試験の実施及び機器貸与による効果確認記録を依頼した。」。
とある(リンクはこちら)。

 対馬市では以上への対策として「離島漁業再生支援交付金」301,648千円(131,380円/戸)を交付しているが、この程度ではとても満足の行く結果は得られないだろう(リンクはこちら)。
  1. 2014/06/11(水) 22:38:07|
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  1. 2014/07/06(日) 13:21:10 |
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  1. 2014/07/06(日) 13:25:45 |
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質問者 様

そういう専門的な質問には回答できるか分かりませんが、関西における対馬問題に関しては愛国矜持会にお願いします。
  1. 2014/07/06(日) 20:23:31 |
  2. URL |
  3. 金子吉晴 #0cYVgJ1c
  4. [ 編集]

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