金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

←応援クリックお願いします。

"【衆院選2014】大胆な景気浮揚策「待ったなし」 産経新聞編集委員・田村秀男" 言いたいことはそれでは問題の本質的な解決にはならないでしょうということ!!

 12月15日の産経新聞は,”【衆院選2014】大胆な景気浮揚策「待ったなし」 産経新聞編集委員・田村秀男
 安倍晋三首相は消費税率の再引き上げを先送りし、「アベノミクス」を衆院総選挙の争点に据えて勝利した。アベノミクスによる恩恵が中小企業や地方に行き渡っていないし、家計収入が実質減になっている状況下にもかかわらず、有権者の圧倒的多数は依然として、アベノミクスによる経済の再生に強い希望を抱いているからだ。
◆家計の痛み軽減必要 
 4月の消費税増税は年間8.1兆円の負担を全家計に押し付けて、経済をマイナス成長に暗転させた。安倍首相はこの際、増税で打撃を受けた中低所得者向けに思い切った所得税減税、または増税分の負担軽減策をとるべきではないか。規模は5兆円なら、13、14年度の税収増による余剰収入で難なく賄える。
■円安を企業の国内回帰に生かせ
 安倍晋三首相はさらに、1ドル=120円時代を日本企業の国内回帰に生かす政策を取るべきだ。輸出で日本と激しく競合する韓国は、朴槿恵大統領が円安批判を口にするほどだから、打撃の大きさはかなりのもので、裏返すとソニーやシャープなどが韓国サムスンに巻き返す機会が到来した。中国の人民元に対しても、円は2012年12月に比べて、2年間で50%以上も下落した。
 10兆円規模の大型補正予算も必要だ。その前提となるのは、東日本大震災復興、国土強靱化、地方創生を合わせて着実に達成する中長期の公共投資計画である。
 それを、アベノミクス第3の矢である「成長戦略」の規制緩和や戦略特区、地方創生プログラムに組み合わせればよい。さらに、戦略特区に海外から国内に回帰する企業を迎え入れる。国内志向企業にこそ税を優遇すべきだ。
”と報道した(リンクはこちら)。

 昨日に引き続いてチャンネル桜的経済論者の主張を見てみたい。
 「第3の矢である「成長戦略」」に含まれる移民政策的な内容を除いて、当方はあえてどの政策にも反対するわけではない。
 しかし言いたいことは昨日と同じく一つである。それでは「問題の本質的な解決にはならない」でしょうということである。

 例えば「安倍晋三首相はさらに、1ドル=120円時代を日本企業の国内回帰に生かす政策を取るべきだ。」とあるが、「1ドル=120円時代」が果たしてその基盤となるだろうか。
 我が国の産業空洞化は何もリーマン・ショック以後の円高で始まったわけではない。1990年代の後半から延々と続いていることである。

 ではリーマン・ショックの前年までの10年間(1998年~2007年)の円ドルレートの平均はいくらだったか。それは約118円である。つまりその時期もほぼ「1ドル=120円時代」だったのである。
 それでも産業空洞化が進行していたのに今、「1ドル=120円時代」になったからと言って、なぜ「日本企業の国内回帰」が実現できると考えるのだろうか。
 次も同じ主張の論者である。

 12月4日の産経新聞は,”【奈良「正論」懇話会】藤井聡氏が講演「第2の矢、積極的に」
 奈良「正論」懇話会の第59回講演会が3日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、京都大大学院教授で内閣官房参与の藤井聡氏が「消費税増税とアベノミクス」をテーマに講演した。
 藤井氏は、消費税増税に関し「バブル崩壊以降も名目GDP(国内総生産)は増えていたにもかかわらず経済がだめになったのは、平成9年に消費税を(3%から)5%に上げたからだ」と述べた。高度経済成長を支えたのは公共投資だったとし、「公共投資はバラマキではなく、内需拡大につながる。内需拡大しなければデフレ脱却はできない」と訴えた。
 アベノミクスに関しても「第1の矢(金融緩和)と第3の矢(成長戦略)は、効果が出るのに時間がかかる。短期的に効果がある第2の矢を積極的にやるしかない」と述べ、積極的な財政出動を説いた。
”と報道した(リンクはこちら)。

 もし本当に「バブル崩壊以降も名目GDP(国内総生産)は増えていたにもかかわらず経済がだめになったのは、平成9年に消費税を(3%から)5%に上げたからだ」と考えているなら、「内需拡大しなければデフレ脱却はできない」と言う前に「消費税」を「3%」に戻せと言うべきだろう。それが実現できれば「第2の矢」は不要のはずである。

 いずれの論説も論理的完結性に欠けていると言わざるを得ない。
  1. 2014/12/20(土) 00:51:59|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<"消費増税先送り“YES”or“NO” 主要な対立点を整理する" 税収弾性値は1.1と3の中間辺りの2.2位か? | ホーム | "【斬り捨て御免 日中韓経済】衆院選、各党は実質賃金高める政策論争を" チャンネル桜的経済論者の発想がよく分かる論説!!>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ccp58800.blog25.fc2.com/tb.php/2238-0e90c0d7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)