金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"「能力不足」理由に職員2人を分限免職 大阪市人事評価 橋下氏肝いり職員基本条例“初適用”" これはそのような「能力」の問題ではなく上司の指示に従わないことを理由とする「意欲」の問題ではないか?

 9月30日の産経新聞は,”「能力不足」理由に職員2人を分限免職 大阪市人事評価 橋下氏肝いり職員基本条例“初適用”
 人事評価が2年連続で最低ランクとなった上、研修を受けても改善が見込めなかったとして、大阪市は30日付で、職員基本条例に基づき、職員2人を民間の解雇に相当する分限免職処分とした。同条例は、橋下徹市長率いる大阪維新の会の主導で自民、公明両党の賛成も得て平成24年の市議会で成立したが、勤務実績の不良を理由に分限免職が適用されたのは初めて。
「言い訳に終始」「初歩的ミス頻繁」
 分限免職は地方公務員法に規定があり、公務員としての適性を欠くと判断した場合に実施する処分。一般的には長期の病気休職などが理由となり、不祥事を起こした職員に対する懲戒免職とは異なる。橋下氏は公務員改革の一環として、勤務実績が良くない「能力不足」の職員に適用する方針を打ち出していた。
 市人事課によると、分限免職となったのは、都市整備局の男性技術職員(43)と港湾局の男性事務職員(33)。ともに人事評価が25、26年度の2年連続で5段階の相対評価の最低ランク(全体の下位5%)となり、市は1年間かけて職場での適正化指導や、外部講師らによる特別研修を実施した。しかし2人の勤務態度は改まらず、警告書の交付と指導・観察を経て処分に至った。
 技術職員の処分理由は26年7月~今年7月末、事務手続きで同じ過ちを繰り返した上、担当業務の一部を着手せず、言い訳に終始するなどしたとしている。事務職員は26年6月~今年7月末、初歩的なミスを繰り返し、常に他の職員の支援が必要な状態だったとしている。
”と報道した(リンクはこちら)。

 まず「分限免職は地方公務員法に規定があり、公務員としての適性を欠くと判断した場合に実施する処分。」とあるのは、「地方公務員法」の28条である。

「(降任、免職、休職等)
第二十八条 職員が、左の各号の一に該当する場合においては、その意に反して、これを降任し、又は免職することができる。
 一 勤務実績が良くない場合
 二 心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合
 三 前二号に規定する場合の外、その職に必要な適格性を欠く場合
 四 職制若しくは定数の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じた場合
2 職員が、左の各号の一に該当する場合においては、その意に反してこれを休職することができる。
 一 心身の故障のため、長期の休養を要する場合
 二 刑事事件に関し起訴された場合
3 職員の意に反する降任、免職、休職及び降給の手続及び効果は、法律に特別の定がある場合を除く外、条例で定めなければならない。」

 したがって「橋下氏は公務員改革の一環として、勤務実績が良くない「能力不足」の職員に適用する方針を打ち出していた。」とあるのは奇異な表現である。
 というのは「一 勤務実績が良くない場合」とあるように、元々、「分限免職」とは、「能力」の問題か「意欲」の問題かを問わず、そのような場合に適用される処分だからである。

 しかし「技術職員の処分理由は26年7月~今年7月末、事務手続きで同じ過ちを繰り返した上、担当業務の一部を着手せず、言い訳に終始するなどしたとしている。事務職員は26年6月~今年7月末、初歩的なミスを繰り返し、常に他の職員の支援が必要な状態だったとしている。」とあるのは本当だろうか。

 当方はやはりこれはそのような「能力」の問題ではなく、上司の指示に従わないことを理由とする「意欲」の問題ではないかと思う。
 というのは「能力」の問題なら「免職」にしなくても「降給」にすれば済むからである。

 大阪市の「職務の級の標準的な職務の内容及び職員の職務の級を決定する基準に関する規則」の「別表第1(第3条関係) 級別標準職務表 ア 行政職給料表級別標準職務表」では、「職務の級」、「1級」の「標準的な職務」は「定型的な業務を行う職務」になっている(リンクはこちら)。

 そして大阪市の「職員の給与に関する条例」の「別表第1 行政職給料表」によれば、「1級」の1号俸の「給料月額」は「133,900」円である(リンクはこちら)。

 理屈的にはここまで「降給」できるのである。こうなれば他に転職した方がまだしも待遇はいいと考えても不思議ではない。

 また逆に「能力」の問題で「降給」を経ずにいきなり「免職」にしたとすれば、行政訴訟を起こされた際に果たして大阪市は勝てるだろうか。
 当方は難しいのではないかと思う。
  1. 2015/09/30(水) 18:51:49|
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