金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"米高速鉄道 日本を破り中国企業が初受注も、米側が白紙撤回" 南シナ海における米中軍事摩擦に基づく米国政府の意向か?

 6月10日の大紀元日本は,”米高速鉄道 日本を破り中国企業が初受注も、米側が白紙撤回
 米鉄道会社エクスプレス・ウエストはこのほど、中国の大型国営企業の中国鉄路総公司と交わした、ロサンゼルス-ラスベガス間の高速鉄道の建設について、合弁を解消することを発表した。
 合弁解消の理由について、エクスプレス・ウエストは中国鉄路総公司の計画が遅れていること、米政府の関連規定により同中国企業が米国内で必要な諸許可を得るのが難しいことを挙げた。また米政府によると、高速列車の車体は米国内で生産することを定めているが、実現が困難だという。
 今回、白紙撤回となったのは米国で獲得した初の受注で、昨年9月習近平国家主席の訪米直前に合意を交わした当時、中国関連当局は「米中経済協力分野における三大主要成果の一つ」と評価するなど中国高速鉄道の米国進出に強い自信をみせていた。
 エクスプレス・ウエストのトニー・マーネルCEOは、10年近く温めてきた同計画を白紙にすることなく、今後は他の提携先を探ると述べた。
”と報道した(リンクはこちら)。

 中国に味方するわけではないが、これは米国側のやり方が強引過ぎないか。

 まず「合弁解消の理由について、エクスプレス・ウエストは中国鉄路総公司の計画が遅れていること、米政府の関連規定により同中国企業が米国内で必要な諸許可を得るのが難しいことを挙げた。」とあるが、「昨年9月習近平国家主席の訪米直前に合意を交わした」ことからすれば、これはどう考えても性急である。
 おそらく日本企業どころか米国企業でも、そのような短時間に「米国内で必要な諸許可を得る」ことは無理である。

 また「米政府によると、高速列車の車体は米国内で生産することを定めているが、実現が困難だという。」もどうだろうか。
 この関連では次の報道がある。

 2015年9月7日のチャイナネットは,”中国中車の米国生産拠点が着工、投資額6000万米ドル
 中国中車股フン有限公司が米国・マサチューセッツ州で建設する生産拠点は3日、着工式が行われた。中国の軌道交通設備メーカーが先進国で投資し、工場を建設するのはこれが初めてで、地下鉄車両・機関車の米国進出も国内初となる。 
 激しい入札競争を経て、中国中車は2014年末に、マサチューセッツ州政府によるボストン地下鉄の車両調達で受注。レッドライン、オレンジラインの2路線で、受注車両はあわせて284両に上る。
 今回の案件はマサチューセッツ州の政府調達プロジェクト。米国製品の優先使用を義務づける「バイ・アメリカン条項」に基づき、政府調達プロジェクトでは60%の部品が米国内で製造しなければならない。このため、中国中車がマサチューセッツ州で車両の製造・組み立て工場を建設する必要がある。工場の投資額は約6000万米ドルになる見通し。現地で約150人の雇用が生まれる。工場は2018年から稼働し、2023年までに受注車両の納品が完了する予定。
”と報道した(リンクはこちら)。

 「地下鉄車両・機関車」の製造は可能だが、「高速列車の車体」の製造は不可能だということはないだろう。

 これはやはり南シナ海における米中軍事摩擦に基づく米国政府の意向とみるべきではないか。
 南シナ海を巡る米中対立がヒートアップしたのは次の報道の辺りである。

 2015年5月17日の産経新聞は,”
 中国の習近平国家主席は17日、北京の人民大会堂でケリー米国務長官と会談し、中国が提唱する「新型大国関係」の促進を呼びかけた。中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島などで岩礁を埋め立てている問題では双方が譲らず、平行線に終わったもようだ。
”と報道した(リンクはこちら)。

 時系列を考えると、「昨年9月習近平国家主席の訪米直前に合意を交わした」こと自体が無理であったと言える。
 その意味でこれは「エクスプレス・ウエストのトニー・マーネルCEO」のような普通の米国人がいかにアジアの外交情勢に無頓着であるかということを示しているだけである。
  1. 2016/06/12(日) 12:58:41|
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