金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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政府支出乗数の計算の誤りの指摘

 今回の安倍政権の経済対策における政府支出乗数の設定について、何か情報はないかなと思って適当に検索していたら、「経済学をはじめから勉強するブログ」というサイトの「政府支出乗数_02_政府支出乗数」というエントリーに、余り数学に強くない人らしい計算の誤りが書いてある(リンクはこちら)。
 公務員試験にもよく出るところなので、老婆心ながら訂正を書いておきたい

 何が間違っているかというと、
Y* =
1
(1-c)
(C0-cT+I+G+X-M)
を、
Y*+ΔY =
1
(1-c)
(C0-cT+I+G+ΔG+X-M)
と変形したことである(このアスタリスク*は余り意味がないので気にする必要はない )。

 これは「cT」や「」が定数なら正しい。
 つまり租税や貿易を考慮しない、Y=C+I+Gの場合である。

 しかし通常、こういう租税や貿易を考慮した式を想定した場合には、TやMをYの関数として、
 T=tY 
 M=mY+n 
と置く。

 したがってこの場合は、
 (1-c)Y=C0-ctY+I+G+X-mY-n
 (1-c+ct+m)Y=C0+I+G+X-n
Y=
1
1-c+ct+m
(C0+I+G+X-n)
と変形される。

 この段階になれば、右辺には定数しかないので、YをY+△Yと、GをG+△Gと置けるようになる。
Y+△Y=
1
1-c+ct+m
(C0+I+G+△G+X-n)

 辺々引き算すれば結果は、
△Y=
1
1-c+ct+m
△G
となる。

 これは6月6日のエントリーでも引用した知恵袋の回答にある乗数のとおりである(リンクはこちら)。

aamm_115さん 2014/8/1620:51:11
 公務員試験のマクロ経済にの問題について質問です。写真の問題なのですが、政府支出乗数の式で、ΔY=1/1-c・ΔGではなく、ΔY=1/1-c+ct+m・Gを使うのは何故ですか?また、この2種類はどう使い分けるのですか?

ベストアンサーに選ばれた回答
g_tvohgjbhgさん 2014/8/1706:45:56
 乗数は、①開放経済or閉鎖経済②固定税or固定税+比例税、という条件の組み合わせにより決定します。
 1/1-cは、閉鎖経済かつ固定税という最もシンプルな経済を想定した場合に使用します。
 1/1-c+ct+mは、開放経済かつ固定税+比例税というほぼすべての経済を想定した場合に使用します。
 tは限界租税性向、mは限界輸入性向を示しています。
 問題文から①や②の条件の有無、tやmが与えられているかどうか、などから、どの乗数を使うかは判断します。
  1. 2016/08/05(金) 19:15:10|
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