金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"「お札を刷って国の借金帳消し」ははたして可能か" 開放経済の場合はそんな単純なわけにはいかず消費者は安い輸入品に飛びつく!!

 一昨日のエントリーの続きであるが、「高橋洋一」が通貨供給量の過剰のデメリットについて、次のとおり書いている(リンクはこちら)。

【第135回】 2015年12月17日 高橋洋一 [嘉悦大学教授]
「お札を刷って国の借金帳消し」ははたして可能か

政府紙幣は突飛な話ではない 量的緩和も効果は同じ
 ある人から、お札を刷って国の借金を帳消しにできないかと聞かれた。これは、後で詳しく述べるが、ある程度はできる。
 また、これと大いに関係があるが、かつて筆者が政府紙幣の発行を主張したこともあり、しばしばそのメリットとデメリットを聞かれる。
 実は、政府紙幣の発行と日銀の量的緩和は、経済効果という観点から見れば、両者はほぼ同じである。

巨額のシニョレッジを流せばいずれ物価が上がるのは当然
 日銀の量的緩和でも、政府紙幣発行と基本的には同じメカニズムになる。上で書いた政府紙幣発行10兆円に対応するものとして、量的緩和10兆円になる。日銀B/Sでは、資産側で国債10兆円増、負債側で日銀券(当座預金を含む)10兆円増となる。

デメリットはインフレになること その限界を決めるのがインフレ目標
 量的緩和が、政府と日銀の連結B/Sにおける負債構成の変化で、シニョレッジを稼げるとして、デメリットもないのだろうか。
 それはシニョレッジを大きくすればするほど、インフレになるということだ。だから、デフレの時にはシニョレッジを増やせるが、インフレの時には限界がある。その限界を決めるのがインフレ目標である。インフレ目標の範囲になるように、お札を刷ってシニョレッジを稼げというわけだ。



 「その限界を決めるのがインフレ目標である。」とあるが、確かに閉鎖経済ならそれでいい。
 というのは「インフレ目標」に到達すれば、「量的緩和」を止めればいいだけだからである。

 しかし現代は開放経済である。
 開放経済の場合はそんな単純なわけにはいかず、現実にそう簡単には大きな「インフレ」にはならないだろう。
 なぜならそれは8月21日のエントリーで書いたように、「そしてその際には、膨れあがった過剰流動性で物価は上昇しているから、消費者は安い輸入品に飛びつ」くからである(リンクはこちら)。

 したがって問題はやはりこんな対症療法的な小手先の手法では解決しないということであり、問題の原因にまで遡らないと解決しないということである。
 問題とは具体的に言えば、なぜ我が国が1990年代中盤以降、デフレに陥っているかということである。
 この点について、「高橋洋一」のお仲間の三橋貴明は次のとおり書いている(リンクはこちら)。

デフレとは「総需要の不足」が原因で起きる経済現象です。なぜ、総需要が不足するのかといえば、バブル崩壊で国民が借金返済や銀行預金を増やし、消費や投資が減るためです。消費や投資の合計こそが、まさに「総需要」なのです。

 「バブル崩壊で国民が借金返済や銀行預金を増やし、消費や投資が減るため」とあるのは、経済学的に言えば、平均消費性向が低下したということである。

 しかし当方はそんな統計は見たことがない。
 逆の統計なら、昨年11月17日のエントリーで紹介した名目GDPの構成表における民需関係の小計の比率のように沢山ある(リンクはこちら)。

 現実はどう考えてもその表において「純輸出」の比率が低下どころかマイナスになっていることが「総需要の不足」の原因である。
 当方は8月21日のエントリーにあるように、いつも次のとおり書いている。

なぜなのか。それは海外で作った方が安いからである。
 なぜ海外で作った方が安いのか。それは支那や南朝鮮が為替をゴマカしているからであり、それを糺さなくては何も始まらないというのが当方の主張である。


 これに反論があったら再反論をしたいと思うが、なかなかそれはない。
  1. 2016/08/26(金) 17:22:42|
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