金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"最低賃金 5%超が下回る…東京、大阪の中小 今年度" このようなおかしな事態がまかり通る原因は最低賃金法違反の五十万円という罰則が軽過ぎるから!!

 2016年12月19日の毎日新聞は,”最低賃金 5%超が下回る…東京、大阪の中小 今年度
 国が定める最低賃金を下回る給与で働く中小企業労働者の比率が、2016年度に東京都と大阪府で5%を超えたことが全国47労働局の調査で分かった。12~15年度の全国平均1.9~2.1%を大幅に上回り、前年度比で東京は3.8倍、大阪は1.4倍に急増。北海道や東北、東海でも3%以上の地域があった。最低賃金は14年連続で伸びているが、賃上げが追いつかず、ルールを無視した低賃金労働がまん延している実態が浮かんだ。
 毎日新聞が全国の労働局と厚生労働省に情報公開請求し、12~16年度の全都道府県のデータを得た。
 求人情報会社の調査では、アルバイト・パートの時給は全国平均で1000円前後に上昇しているが、違法性を認識しながら給与を据え置いたり、最低賃金の確認を怠ったりする雇用主が増えているとみられる。
 最低賃金は今年10月の改定で全国平均が823円になり、初めて800円を超えた。政府は1000円の実現を目指している。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「国が定める最低賃金を下回る給与で働く中小企業労働者の比率が、2016年度に東京都と大阪府で5%を超えたことが全国47労働局の調査で分かった。」とあるのは驚きであり、こんな実態を放置しておいてはいけない。

 なぜこのようなおかしな事態がまかり通るかというと、最低賃金法違反の罰則が軽すぎるからである。
 最低賃金法4条1項及び40条は次のとおり定めている。

「(最低賃金の効力)
第四条 使用者は、最低賃金の適用を受ける労働者に対し、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならない。
第四十条 第四条第一項の規定に違反した者(地域別最低賃金及び船員に適用される特定最低賃金に係るものに限る。)は、五十万円以下の罰金に処する。」

 この「五十万円」が最低でも1桁、できれば2桁上がれば、効果は全く違ってくるだろう。

 さてこの最低賃金法違反の罰則が軽いという問題をあえて取り上げた理由は、それを引き上げられない理由と最低賃金そのものを引き上げられない理由とが共通だからである。
 その理由は何か。

 「日本の最低賃金はなぜ低いのか?」というサイトには次のとおりある(リンクはこちら)。

日本の最低賃金はOECD主要国の中では最低クラスとなっていますが、いったいなぜでしょうか?
 大きな理由のひとつに、日本の最低賃金が企業の賃金支払い能力を考慮して決定されていることがあります。欧州など他の先進国では、企業の賃金支払い能力に関係なく、労働者が最低限の生活を送れるかどうかだけを考慮して最低賃金を決めているので、企業の支払い能力にも配慮した日本の最低賃金との間に大きな開きが出てしまうのです。


 なぜ「企業の賃金支払い能力を考慮して決定」してしまうかというと、単純な中小零細可哀想論である。
 このコラムでも次のとおり書いている。

ただし、最低賃金をこの水準まで引き上げると、コスト高によって中小企業や零細企業の収益環境は相当悪化する可能性があるので、最低賃金の引き上げは、一気に大幅アップするのではなく徐々に国際水準に近づけていくことが望まれます。

 しかしこのような考え方は全く誤っている。
 「収益環境」が「悪化」する「中小企業や零細企業」はどんどん潰れればいいのである。
 なぜなら国民経済の規模は総需要によって決定されるのであって、それが大企業によって供給されようと「中小企業や零細企業」によって供給されようと、国民経済の規模には無関係だからである。
 このコラムのような発想をしている限りは、我が国の経済の復活はあり得ない。

 そしてたとえ正しい発想に切り替えられたとしても、最終的に障害になるのは「中小企業や零細企業」の経営者の政治力であり、そういう点では国民全体の政治的民度が鍵になる。
  1. 2017/01/17(火) 01:15:05|
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