金子吉晴(維新政党新風)    行動保守の選挙担当として維新政党・新風に籍を置き真の戦後レジームからの脱却に邁進しています。

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"アベノミクス、完全に成功…戦後3番目の長期好景気突入、「失われた20年」を脱出" 住宅着工統計を見ればいかに「アベノミクス、完全に成功」が嘘っぱちであるかがよく分かる!!

 5月2日のビジネスジャーナルは,”アベノミクス、完全に成功…戦後3番目の長期好景気突入、「失われた20年」を脱出
文=高橋洋一/政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授

 2012年12月に始まったアベノミクス景気が、バブル期を超えて戦後3番目の長さになった。現在の景気は、安倍政権の経済政策が功を奏しているのか。

 筆者は経済を分析する際、第一に雇用、第二に所得をみる。つまり、雇用が確保されていれば経済政策は及第点であり、その上で所得が高ければ、さらに満点に近くなる。それ以外の指数、例えば輸出や各産業別の景気分析、所得の不平等などは、人それぞれの価値判断が入るので、評価の対象外にする。経済をシンプルに考えているので、景気判断に必須な経済指標としては、失業率(または有効求人倍率、就業者数)とGDP統計でだいたいの用は足りる。

 雇用を経済政策のミニマムラインとする筆者からみれば、アベノミクス景気は実感できる。筆者の勤務する大学はいわゆる一流校ではなく、そのときどきの「景気」によって、就職率が大きく変化する。4、5年前には卒業生の就職率が芳しくなく、なんとか学生を就職させるのに四苦八苦だった。ところが、今や就職で苦労することはかなり少なくなった。この間、学生の質が向上したとはいえないにもかかわらずだ。これは、アベノミクスの金融緩和によって失業率が低下したことの恩恵である。

 名目経済成長率について、IMFデータによって1980年代、90年代、2000年代、10年代の平均の世界ランキングをみてみよう。日本のランキングは、以下のとおり。
・1980年代:138国中下から28位
・90年代:150国中最下位
・2000年代:188国中最下位
・10年代:190国中下から15位
 日本の場合、下から20位くらいであれば十分にやっていける。名目経済成長率は、マネー供給量の伸び率と7割程度の強い相関がある。この伸び率は人為的に動かせるので、マネー供給量を増やせば名目経済成長できるといってもいい。ちなみに、1990年代、2000年代の日本のマネー伸び率は世界で最下位だった。これが失われた20年の原因である。

 アベノミクスによって、日本は失われた20年からようやく脱出しようとしている。これこそが、野党がなんだかんだと批判しても、打ち破れない真理である。
”と報道した(リンクはこちら)。

 このコラムのキーセンテンスは、「筆者は経済を分析する際、第一に雇用、第二に所得をみる。」であるが、これ自体どうか。

 まず「雇用」については「ところが、今や就職で苦労することはかなり少なくなった。」とあるが、こんな個人的経験は全く無意味である。
 それ以前に低賃金の非正規労働であっても、「雇用」のうちだから、「雇用」はそもそも「景気」の根拠にはならない。

 また「所得」については「日本の場合、下から20位くらいであれば十分にやっていける。」とあるが、筆者自身が「この伸び率は人為的に動かせるので、マネー供給量を増やせば名目経済成長できるといってもいい。」と書いていることからすれば、これも余り意味はない。
 とはいえ実質値ということになると、今度は逆にデフレが進行すれば、経済成長したように見えるので、これも余り適切な指標ではない。

 そこで当方が重視しているのは、いわば実物値、つまり物理的な量である。
 代表的なものは住宅着工統計である。
 国土交通省の「建築着工統計調査報告 時系列一覧.」によれば、「新設住宅着工:利用関係別戸数,床面積」は次表のとおりである(リンクはこちら)。
              (単位:戸)
総計戸数持家戸数
平成元年1,662,612504,228
平成7年1,470,330537,680
平成8年1,643,266643,546
平成12年1,229,843451,522
平成17年1,236,175353,267
平成22年813,126305,221
平成24年882,797311,589
平成25年980,025354,772
平成26年892,261285,270
平成27年909,299283,366
平成28年967,237292,287


 これを見ると、「総計戸数」は、民主党政権時代の「平成22年」や「平成24年」よりは若干多いものの、バブル期の「平成元年」はもちろん、小泉政権時代の「平成17年」にも遠く及ばないことが分かる。
 ましてや「持家戸数」に至っては民主党政権時代にさえ及ばない。

 いかに「アベノミクスによって、日本は失われた20年からようやく脱出しようとしている。」が嘘っぱちであるかがよく分かるところである。
  1. 2017/05/04(木) 02:11:16|
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