金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"自民当選2回生がPB黒字化と消費税率引き上げ凍結求める提言" 当面はともかく将来的にも経済成長が維持できるかと言えばそれはあり得ない。こんな政策は本質的解決にはならない!!

 6月26日の産経新聞は,”自民当選2回生がPB黒字化と消費税率引き上げ凍結求める提言
 自民党衆院当選2回生の有志による「日本の未来を考える勉強会」(代表呼びかけ人・安藤裕衆院議員)が、基礎的財政収支(PB)の平成32年度黒字化目標の撤回と、31年10月の消費税率10%引き上げの凍結を求める提言書をまとめたことが26日、分かった。これまでに27人が賛同し、7月5日に首相官邸や党執行部に提出する予定だ。
 提言書では、デフレからの完全な脱却のため、インフラ整備や教育国債の創設など財政出動による経済成長が不可欠だとしている。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「提言書では、デフレからの完全な脱却のため、インフラ整備や教育国債の創設など財政出動による経済成長が不可欠だとしている。」とあるが、いつも書いているように、当方はこれは全く間違いだと思う。
 というのは「インフラ整備や教育国債の創設など財政出動」をすれば、「デフレからの完全な脱却」、つまり物価の引き上げは可能かもしれないが、それによって当面はともかく、将来的にも「経済成長」が維持できるかと言えば、それはあり得ないからである。
 要するにこんな政策は全く本質的解決にはならないということである。

 実際に先月6月の「参議院常任委員会調査室・特別調査室」による「政府資産と結び付いた負担の存在に関する一考察 - 参議院」という資料には次のような数字が掲載されている(リンクはこちら)。

図表10 公共投資の乗数効果
公表時期1998年10月2001年10月2003年11月2004年11月2005年7月2007年1月2008年11月2011年1月2015年1月
推計期間85Ⅰ~96Ⅳ85Ⅰ~99Ⅳ85Ⅰ~01Ⅳ85Ⅰ~02Ⅳ85Ⅰ~03Ⅳ90Ⅰ~04Ⅳ90Ⅰ~05Ⅳ90Ⅰ~07Ⅳ90Ⅰ~12Ⅳ
1年目1.211.121.141.131.121.021.001.071.14
2年目1.311.311.131.110.991.061.101.141.02
3年目1.241.101.010.910.760.890.940.950.97

(注1)内閣府「参議院予算委員会要求資料(平成28年10月4日)」の76頁から転載した。
(注2)乗数効果は、内閣府が短期日本経済マクロ計量モデルを用いて算出したものであり、「公共事業を拡大した(実質公的固定資本形成を実質GDPの1%相当額だけ継続的に拡大した)場合、(中略)実質GDPが何%変化するか」を表している。
(注3)「本シミュレーション結果は、いずれも「短期」分析を意図したモデルの性格上、2年目以降の数字は参考に解されるべきものである。数値は標準ケースからの乖離率を示している。」とされている。
(出所)内閣府「参議院予算委員会要求資料(平成28年10月4日)」より作成



 この「3年目」に「乗数」が1以下になっているのは、経済成長が物価の上昇に追いつかないということである。
 それでもゼロにならない限り、やる価値はあると主張する向きもあるだろうが、これをずっと繰り返せばどうなるか
 おそらく5~7年経過すればスタグフレーション、つまり過剰通貨供給に伴う国内物価の上昇により輸入が増加して「財政出動」の効果が相殺され、「実質GDP」は減少するだろうと予測する。

 問題の根本はなぜ我が国経済がデフレ不況に陥っているかである。
 その精密な原因分析なくして当てずっぽうにやったところで逆効果にしかならない。

 当方はそれは「財政出動」が不足していることではなくて、中韓の為替操作にあると考える。
 要するに我が国の根本的な病巣は内政にではなく外交にあるということである。

 当方も現状の「財政出動」は過小だと思うが、それはデフレ不況の原因ではなくあくまでそれにより税収が減少したことに伴う結果であると考える。
  1. 2017/07/01(土) 09:20:45|
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