金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"葛飾区の平成29年度の主な水害対策" 「避難」よりも先に「防止」が重要であると考えるのだが、大規模水害の危険性はそれほどないと考えているようである!!

 昨日に引き続いて葛飾区の平成29年度の主な事業のうち水害対策について見ておく。
 これは「平成29年度葛飾区予算概要【当初予算主要事業概要】」に掲載されている(リンクはこちら)。

1 減災協働プロジェクト(11の重要プロジェクト)

3  水害対策の強化【計画】【拡大】(総務費)
                           防災課 11百万円
 江東5区広域避難推進協議会における検討や近隣自治体との相互協力体制の構築など広域避難対策を進めます。また、身近な避難場所を確保するための中高層建築物へ避難できるしくみづくりや上階に避難場所や非常用発電機等を設けた浸水対応型建築物の整備推進、物資輸送等の拠点となる高台の確保等について検討を進めます。

2 災害に強いまちづくり

6  新小岩公園防災高台整備事業【計画】(総務費)
                           公園課 8百万円
 大規模水害に対する備えとして、堤防の強化を図るとともに、身近で一時的な避難場所の確保、物資輸送や復旧の拠点(防災拠点)とするため、新小岩公園を高台化します。なお、本事業は、公募により選ばれた共同事業者と協定締結し、協力体制を築きながら事業を実施します。
 29年度は、新小岩公園の防災高台整備事業を円滑に行うため、国や共同事業者等との協議・調整等を行います。



 たくさんある事業の中で、「水害対策」と呼べるのはこの2つだけである。
 しかもこの2つとも「避難」がキーワードである。
 「避難」よりも先に「防止」が重要であると考えるのだが、なぜ葛飾区はこれほど水害対策に対して消極的なのか。

 その理由を考えるにはまず「水害」の種類を見る必要がある。
 それは平成26年5月18日の会議の資料である「水害に強い葛飾の街づくりについて」(葛飾区都市整備部街づくり調整課)という資料に詳しい(リンクはこちら)。

水害のパターン
内水氾濫
 短時間の強雨などにより、下水道の排水能力を超え、市街地に浸水→浸水深さが比較的浅い。水が引く時間も早い
外水氾濫
 河川の増水、高潮などにより、堤防を越えて(又は破堤して)市街地に浸水→浸水深さが比較的深く、2週間以上水が引かないことも想定

内水氾濫対策
 東京都豪雨対策基本方針(H19)
  長期(概ね30年)目標
  時間60mm 浸水しない
  時間75mm 床上、地下浸水を可能な限り防ぐ
 1.下水道の整備
   平成7年 概成100%整備終了
   時間50mmの降雨に対応
 2.雨水流出抑制
   下水に流れ込む量を抑える
   地下浸透の促進
   一定規模以上の開発に際し、浸透ますやトレンチの整備を依頼
   年間およそ150件

外水氾濫対策
 大雨による増水を想定
 必要な高さの堤防を整備



 これを見ると、まず「内水氾濫対策」については、葛飾区としては都や区においてすでに具体的な事業を執行中であり、特に計画を変更する必要はないと考えているようである。

 次に「外水氾濫対策」については具体的な「堤防」整備の計画はあるのだろうか。
 葛飾区の河川と言えば、荒川、江戸川、中川及び綾瀬川であるが、これらはすべて1級河川である(リンクはこちら)。
 したがってこれらはすべて国土交通省管理であり、葛飾区としては要望位はできるが、それ以外は関与できない分野である。

 具体的にも「広報かつしか」には次のとおりある(リンクはこちら)。 

中川や綾瀬川は川幅が狭いため、荒川や江戸川と比較すると、大雨時に短い時間で水位が高くなりやすい傾向にあります。その対策のために、葛飾区より上流部にある春日部市の首都圏外郭放水路や三郷市の三郷放水路などが整備されました。これにより中川の水位が高まった時に、中川の水を江戸川に排水できるようになりました。また、区内では堀切菖蒲水門と綾瀬排水機場が整備され、綾瀬川の水位が高まった時に、綾瀬川の水を荒川に排水できるようになりました。これらのことから、区周辺で中川や綾瀬川の氾濫が起きる危険性は以前に比べて大幅に低減しました。

 葛飾区としては「外水氾濫対策」についてはそれほど危険性はもはやないと考えているようである。
  1. 2017/11/03(金) 08:02:12|
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