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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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三橋貴明"投資系の支出をPB目標から外せ!" 日本人を中韓との対立という苦しい道から逃避させようとする彼らの主張は福祉の増大によって日本人をたぶらかそうとする在日や左翼の主張と変わらない!!

 三橋貴明が自らのブログの1月21日のエントリーで次のとおり書いている(リンクはこちら)。

投資系の支出をPB目標から外せ!

 さて、問題のプライマリーバランス黒字化目標について、新しい動きが。

『債務残高GDP比に数値目標案 財政健全化で
http://www.sankei.com/politics/news/180119/plt1801190002-n1.html
 政府内で名目国内総生産(GDP)に対する債務残高比率に数値目標を設定し、新たに財政健全化目標として追加する案が浮上していることが18日、分かった。医療などの社会保障費が急拡大する中、従来の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)黒字化目標にこだわって緊縮財政を進めれば景気腰折れの恐れがあるため、より景気を冷やしにくい目標のあり方を探る。PB黒字化は今後も目標とするが、平成32年度を目指していた達成時期は35年度以降に遅らせる。(後略)』

 要は、
● プライマリーバランス黒字化目標の達成時期を2023年以降に遅らせる
● 政府の負債対GDP比率の数値目標を掲げるという話です。
 デフレや日銀の量的緩和政策で、金利が極めて低迷しています。というわけで、きちんと名目GDPを成長させていけば、「名目GDP成長率 > 国債金利」
 の状況を維持することが可能で、政府の負債対GDP比率を着実に引き下げていくことができます。

 何しろ、国債を増発し、政府の負債を増やしたとしても、それ以上に名目GDPが増えるのです。分かりやすい例を出すと、現在、
● 政府の負債 900兆円
● 名目GDP 500兆円
 だとします。つまりは、政府の負債対GDP比率は180%です。ここで、政府の負債を10兆円増やし、有効需要として支出したとします。(乗数効果は無視します。また金利はゼロと仮定します)

● 政府の負債 910兆円
● 名目GDP 510兆円
 政府の負債対GDP比率は、178.4%に「改善」します。実際には乗数効果があるため、名目GDPは10兆円以上、増えるでしょう。

 無論、PBは10兆円分、赤字が増えますが、本来の財政健全化の定義である「政府の負債対GDP比率の引き下げ」は達成されるのです。



 「政府の負債対GDP比率は、178.4%に「改善」します。」とあるのは正しい。
 では2年目はどうなのか。

 正しくは、
● 政府の負債 920兆円
 ● 名目GDP 510兆円
 政府の負債対GDP比率は、180.4%に「悪化」します。

である。

 まさか三橋貴明は、
● 政府の負債 920兆円
 ● 名目GDP 520兆円
 政府の負債対GDP比率は、176.9%に「改善」します。

と考えていないだろうか。

 もしそうだとしたら、これは「名目GDP」を「ストック変数」と考えてしまうお話にならない間違いである。
 「名目GDP」が「フロー変数」であることはマクロ経済学の教科書の最初に出てくることである。
 慶応大学のある先生の資料にも次のとおりある(リンクはこちら)。

フロー変数とストック変数

 ・フロー : 流量
 ・ストック : 水位
 ・GDPはフロー概念
  同様に,(一定期間の)所得,消費,投資などはフロー概念
 ・資産残高,国債残高などはストック概念


 「流量」だから流れるだけで溜まるという観念はない。
 つまり翌年、同じ事をしてもそれは結局同じ結果にしかならないということである。

 もちろん三橋貴明も「名目GDP」が「フロー変数」であること位は当然知っているだろう。
 だからこそ彼らは「成長軌道」や「成長路線」というような曖昧模糊とした観念を持ちだして「名目GDP」が財政出動により「ストック変数」的に増加すると理屈付けるのである。
 しかし当方は彼らがその「成長軌道」や「成長路線」を理論的に説明している文章を見たことがない。

 もちろん当方も彼らの主張のようになればいいとは思う。
 しかし世の中にそんなうまい話はない。
 中国や韓国のインチキを放置したままで彼らのようにやっても結局、10年後はさらに状況は悪くなっているだけである。
 当方にとって日本人を中韓との対立という苦しい道から逃避させようとする彼らの主張は、福祉の増大によって日本人をたぶらかそうとする在日や左翼の主張と変わらない。
  1. 2018/01/30(火) 09:31:15|
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