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2018/06/28

"北タンカー「瀬取り」疑い 中国旗掲揚の船と" 我が国が主導して公海上の臨検が認められるよう押し進めなければならないが残念ながら全くの無策!!

 6月27日の産経新聞は,”北タンカー「瀬取り」疑い 中国旗掲揚の船と
 政府は27日、北朝鮮船籍のタンカーが国連安全保障理事会の制裁に反し、洋上で別の船から石油などを移し替える「瀬取り」を21、22両日に東シナ海で行った疑いがあると発表した。政府は安保理北朝鮮制裁委員会に通報。もう一方の船が中国国旗を掲げたことから、中国に対しても外交ルートで「関心表明」を行い、懸念を伝えた。
 外務、防衛両省によると21日朝、中国・上海の南南東約400キロの公海上で、北朝鮮タンカー「YU PHYONG5号」と船籍不明の小型船舶が、横付けしてホースを接続しているのを、海上自衛隊の補給艦「はまな」が確認。22日朝にも、上海の南南東約450キロの位置で、同様の動きを確認した。船籍不明の船はタンカーから離れた後、中国国旗を掲揚した。
 日本政府が瀬取りの疑い事例を公表したのは7例目。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「政府は安保理北朝鮮制裁委員会に通報。」とあるのはいいが、「通報」だけしていてもしょうがない。
 「日本政府が瀬取りの疑い事例を公表したのは7例目。」にもなっているのだから、問題は再発を防止する手段をいかに取るかである。
 そのためにはまず「疑い」ではお話にならないので、しっかり尻尾をつかまえる必要がある。

 この点については5月14日のエントリーで、
国連安保理は加盟国に対し、船から船への移転や石炭など禁止製品の密輸、石油を違法に供給している「領海内」の船舶を押収、検査、凍結することを認めたとある。」から、現行決議では「公海」上の「臨検」はまだ認められていないということである。
と書いたとおりである(リンクはこちら)。
 我が国が主導してこの点を押し進めなければならないのであるが、残念ながら全くの無策である。

 そしてそれが可能になったら、「北朝鮮」と「別の船」の国籍国に対し「制裁」を与える必要がある。
 しかしむしろ北朝鮮を巡る状況に関しては次の報道のように現実は別方向に進みつつある。

 6月21日の毎日新聞は,”中朝首脳会談 中国、北朝鮮支援示唆 制裁緩和に先立ち
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は20日、2日間の訪中日程を終えて帰国した。中国側は北朝鮮に対する制裁緩和前に独自支援に動く可能性を示唆した。
 中国外務省の耿爽副報道局長は20日の定例記者会見で、北朝鮮への経済支援について「国連安全保障理事会の(制裁)決議を厳格に履行する」としたうえで「友好的な隣国として国際義務に違反しない前提で、正常な交流と協力を保持する」と述べた。制裁緩和を待たずに支援が可能との立場を示した形だ。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「制裁緩和を待たずに支援が可能との立場を示した形だ。」とあるが、我が国としてはこんな勝手な言い分は絶対に認めるべきではない。
 まだ中国も具体的な動きは示していないが、我が国ははっきりと釘を刺しておく必要がある。
 「安倍晋三首相」の本気度が問われるところである。

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