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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"小田川決壊「木が水の流れ変えた」住民が指摘 倉敷・真備町" 今回の被害の本質的原因はバックウオーター現象ではなくひとえに小田川の「河道の整備」がなされていなかったことにあるのだろう!!

 7月14日の山陽新聞は,”真備・小田川の支流5カ所も決壊 西日本豪雨で県内死者60人に
 西日本豪雨で50人に上る犠牲者が出ている倉敷市真備町地区で、堤防の決壊が新たに小田川の3支流の計5カ所でも起きていたことが14日、岡山県への取材で分かった。決壊箇所はこれまで判明していた小田川の2カ所とその支流・高馬川の1カ所と合わせ8カ所となった。専門家は、本流の水位が上がって支流の水が流れにくくなる「バックウオーター現象」が複数の場所で発生したことが甚大な被害につながった可能性があると指摘している。
 現地調査した岡山大大学院の前野詩朗教授(河川工学)は「豪雨によってバックウオーター現象が本流の高梁川と小田川との合流点付近でも起き、小田川の水位が上がって高馬川など3支流の水が流れにくくなり、堤防の破断につながった可能性が高い」と分析している。
 3支流を管理している県は、1990年代に堤防の整備工事をしていたが、決壊を受けてその原因を突き止め、今後の対策を検討する方針だ。
”と報道した(リンクはこちら)。


 昨日と一昨日のエントリーで広島県の豪雨被害の原因について取り上げたが、そうなるとやはり岡山県の豪雨被害の原因についても取り上げない訳にはいかない。

 「豪雨によってバックウオーター現象が本流の高梁川と小田川との合流点付近でも起き、小田川の水位が上がって高馬川など3支流の水が流れにくくなり、堤防の破断につながった可能性が高い」とあることについては確かに前半は筋の通った説明である。
 しかしそれは「堤防」から溢れる説明にはなっても、直ちに「堤防の破断」につながる説明にはならないのではないか。
 果たしてこれについてはどのような説明がなされているのか。

 7月10日の山陽新聞は,”倉敷・小田川の堤防決壊を調査 国交省中国整備局が現地入り
 国土交通省中国地方整備局は10日、倉敷市真備町地区で発生した小田川の堤防決壊の調査委員会を設置し、現地を視察した。決壊の原因については、大量の河川水が堤防にしみ込んだり、あふれ出た水が堤防の外側を浸食したりしたことで起きた可能性を指摘した。
 視察後、報道陣の取材に対応。決壊の原因については、土をコンクリートで覆った堤防が、大量の河川水を含んだことで強度が低下した可能性を指摘。河川からあふれ出た水が堤防の外側を浸食したことも考えられるとした。不明となっていた6・4キロ地点の流失した堤防の長さについては、50メートル程度と説明した。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「決壊の原因については、土をコンクリートで覆った堤防が、大量の河川水を含んだことで強度が低下した可能性を指摘。」とあるが、「コンクリート」に水がしみ込むとは意味不明の説明である。

 それと当方がもう一つ不合理に思うのは、「バックウオーター現象」によって「堤防の決壊」が生じたとするなら、「決壊」か所は「本流の高梁川と小田川との合流点付近」でなければおかしいはずであるが、先の記事にある「決壊」か所の地図を見る限り、そうなっていないということである(リンクはこちら)。
 そう思って探しているとやはり別の主張があった。

 7月16日のKSB瀬戸内海放送は,”小田川決壊「木が水の流れ変えた」住民が指摘 倉敷・真備町
 倉敷市真備町に、甚大な被害をもたらした小田川の決壊。専門家はその原因の一つとして、高梁川と小田川の合流地点で起きた「バックウォーター」という現象を挙げています。しかし、決壊を招いた要因はそれだけではないという声が被災者から上がっています。
 真備町有井で被災した北原一伸さんは、小田川の中に生えている木が水の流れを悪くし、水位上昇と決壊につながった可能性を指摘します。

(真備町有井の被災者/北原一伸さん)
「もともと木がすごい多い川なんで小田川は。高梁川の河川敷から回って(小田川の方へ)入っていったら、水が流れてないっていうか、木々が生い茂っていて水の流れが止まって、水が木にぶつかって戻って停滞していた。国土交通省のポンプ車が来るまではまったく排水されず、なかなか水が減らなかった」
 安倍総理や伊原木知事、倉敷市長などが11日、真備町の避難所を訪問した時にも、被災者から「川の中に生えている木が決壊の原因だったのではないか」との批判が出ていました。

(倉敷市/伊東香織市長 14日の記者会見)
(Q.小田川の中に木が生えていて水流を悪くして決壊につながったという話もあるが)
「市としては河道の整備について(国に)お願いしておりましたし、もちろん河道の中の状況についてはよくわかっておりました」
(Q.いつくらいにお願いをされたのですか?)
「かなり何年も前からです。お願いをして計画的に国も整備をしていただいていますので、お願いをしたのに何もしていなかったということではありません」

 堤防の上から小田川を見ると、まるで森のような光景が広がり、この下に川が流れているとは思えません。
 石井・国土交通大臣は15日、小田川の付け替え工事の完成時期を当初予定の2028年から前倒しする方針を表明しました。しかし、そもそも河川内の水の流れを確保することができていたのか、早期の調査と対応が求められます。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「高梁川の河川敷から回って(小田川の方へ)入っていったら、水が流れてないっていうか、木々が生い茂っていて水の流れが止まって、水が木にぶつかって戻って停滞していた。」とあることの方が「バックウオーター現象」よりも、最初の記事にある「決壊」か所の地図と整合的である。
 したがって今回の被害の本質的原因はひとえに「小田川」の「河道の整備」がなされていなかったことにあるのだろう。

 しかしそれにしてもWikiを見ると、「小田川」は一級河川となっているが、写真を見る限り大した河川とは思えない。
 あの程度のものを出先とはいえ国土交通省管理にしておけば、国土交通省も整備の切迫感は感じないだろう。
  1. 2018/07/18(水) 00:09:25|
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