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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"7月の企業物価、前年比3.1%上昇 伸び率は8カ月ぶりの高さ" 開放経済下においてはいくら世の中に出回るカネの量を増やしたところでそれに比例するほどには消費者物価が上昇することはあり得ない!!

 8月10日の日経新聞は,”7月の企業物価、前年比3.1%上昇 伸び率は8カ月ぶりの高さ
 日銀が10日発表した7月の国内企業物価指数(2015年=100)は101.8で前年同月比3.1%上昇した。指数が前年実績を上回るのは19カ月連続で、伸び率は2017年11月(3.5%上昇)以来8カ月ぶりの高水準だった。前月比でも0.5%上昇した。原油高を受けて電力や石油・化学製品の価格が上昇したことが寄与した。
 企業物価指数は企業同士で売買するモノの物価動向を示し、消費者物価指数(CPI)の先行指標とされる。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「日銀が10日発表した7月の国内企業物価指数(2015年=100)は101.8で前年同月比3.1%上昇した。」とあるのはかなりの伸び率であるが、他方で消費者物価の動向はどうか。

 7月20日の日経新聞は,”6月の全国消費者物価、0.8%上昇 エネルギー高影響
 総務省が20日発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は生鮮食品を除く総合が101.0と前年同月比0.8%上昇した。上昇は18カ月連続。原油高によるエネルギー価格の上昇が影響した。ただ、エネルギー以外の品目は上昇幅が限られ、物価上昇の勢いは鈍化している。
”と報道した(リンクはこちら)。 


 「総務省が20日発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は生鮮食品を除く総合が101.0と前年同月比0.8%上昇した。」とあるのは上の報道に比べてやはり低い伸び率である。
 この「国内企業物価指数」と「消費者物価指数」の伸び率の差の原因は何か。

 これについては当方は5月3日のエントリーで次のとおり書いたところである(リンクはこちら)。

このうち三橋貴明が「インフレ」の指標としているのは「消費者物価」であるが、無理矢理、「世の中に出回るカネの量」を増やして上昇する「物価」は「国内企業物価」である。
 というのは「国内企業」の生産力に比べ海外全体の生産力は膨大だから、「国内企業物価」がいくら上がっても「輸入物価」がそれに引き連れて上がる必然的理由はないからである。
 そしてその時に起こることは、国内製品よりも輸入品の方が圧倒的に売れるということである。
 したがってそもそも開放経済下においては、いくら世の中に出回るカネの量を増やしたところでそれに比例するほどには「消費者物価」が上昇することはあり得ない。



 実際に「総務省が20日発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)」ではそのような事情は読みとれるだろうか。
 この中の「財・サービス分類指数(全国)」という統計表において、「耐久消費財」、「半耐久消費財」、「非耐久消費財」、「公共料金」という4つの分類では、「平成27年=100」に対し、それぞれ97.0、102.6、102.0、100.5だった(リンクはこちら)。

 「耐久消費財」と言えば、日本企業の製品といえど現状では海外工場からの輸入品が中心だから、「そしてその時に起こることは、国内製品よりも輸入品の方が圧倒的に売れるということである。」は現実のことである。

 5月3日のエントリーでは結論として、「そしてこれがどういう時に起きるかというとまさに、何らの下準備もなしに「政府の負債対GDP比率を引き下げたいならば、財政拡大でデフレ脱却し、名目GDPを成長させればいい。」というような政策を闇雲に実施したときである。」と書いたのであるが、これは正しい主張であると確信している。
  1. 2018/08/12(日) 00:06:39|
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