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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"米、中国の「為替操作国」認定は見送り 為替報告書" 評判が悪いだけで大して効果のない関税制裁など直ちに止めて即刻、「為替操作国」への認定を行うべき。できない理由は単純に理論的な構築が不十分だから!!

 10月18日の産経新聞は,”米、中国の「為替操作国」認定は見送り 為替報告書
 米財務省は17日公表した外国為替報告書で、日本や中国など6カ国を「監視対象」に指定した。なかでも中国については、経済政策の不透明さなどに懸念を表明。しかし積極的な為替介入は控えているなどとして「為替操作国」への認定は見送った。ムニューシン財務長官は声明で、「中国の通貨をめぐる透明性の欠如と、通貨安の進展を特に懸念している」と述べた。
 報告書は中国に関する記述に紙幅を割き、「この数年、経済の自由化政策から国家管理を強める政策に転換した」などと批判。人民元が6月中旬以降、対ドルで7%下落したとし、赤字拡大に懸念をにじませた。為替市場への介入は「今年に入って限定的だった」としたが、介入実績などを非公表とする不透明な情報開示姿勢に改善を求めた。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「しかし積極的な為替介入は控えているなどとして「為替操作国」への認定は見送った。」とあるが、これは本当に理解できないところである。
 トランプ政権としては評判が悪いだけで大して効果のない関税制裁など直ちに止めて即刻、「「為替操作国」への認定」を行うべきである。
 一昨日のエントリーで「少し言っていることが小さ過ぎるのではないだろうか」と書いたのは、この記事が念頭にあったからである。

 問題はなぜ米国がいつまで経っても「中国」に対し「「為替操作国」への認定」ができないかであるが、その理由は次の報道にある。

 2017年2月1日の産経新聞は,”【トランプ大統領始動】トランプ氏「円安誘導」発言 日本も「為替操作国」になれば高関税の制裁も
 トランプ米大統領が1月31日、日本の為替政策を円安誘導と批判したことで、巨額の対米貿易黒字を抱える中国だけでなく、日本も「為替操作国」に認定される懸念が出てきた。
 米国は貿易相手国が(1)巨額の対米貿易黒字(2)大幅な経常収支黒字(3)外国為替市場での持続的で一方的な介入-の全てに合致すれば為替操作国と認定し通貨政策の見直しを求める。従わなければ、操作国で行われる新規投資への政府系金融機関の資金支援を禁止するなど制裁を科し、報復関税の対象にもなり得る。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「米国は貿易相手国が(1)巨額の対米貿易黒字(2)大幅な経常収支黒字(3)外国為替市場での持続的で一方的な介入-の全てに合致すれば為替操作国と認定し通貨政策の見直しを求める。」とあるが、この条件が不合理だからである。

 第1に「(1)巨額の対米貿易黒字」については、為替が適正かどうか議論している時にその適正かどうか分からない為替で換算された「貿易黒字」について議論しても意味がない。

 第2に「(2)大幅な経常収支黒字巨額」についても第1の批判と同じ批判が該当する。
 またそもそも「経常収支」とは「貿易・サービス収支、第一次所得収支、第二次所得収支の合計。」であり、「貿易・サービス収支」とは「貿易収支及びサービス収支の合計。」である(リンクはこちら)。
 しかし得てして発展途上国の場合は、「貿易収支」は黒字であっても、「経常収支」が赤字の場合があり、こんな「基準」は不要である。

 第3に「(3)外国為替市場での持続的で一方的な介入」については制度自体が為替操作的な中国については「介入」という行為を要件にすることは間違っている。

 要するに米国がいつまで経っても「中国」に対し「「為替操作国」への認定」ができない理由は単純に理論的な構築が不十分だからである。
 こんな理屈は少し経済学を理解している者ならすぐに思うことであるが、「ムニューシン財務長官」は本当に知的能力が低い。
  1. 2018/10/21(日) 07:59:17|
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<<"中国との合弁で日本の造船メーカーは生き残れるか" 中国側の目的が技術力や設計力、生産性向上ノウハウの習得なのだからそれが完了すればポイ捨てされるだけ。公明党大臣には期待しない方が無難!! | ホーム | "社説 免震不正 地震国を覆う深い不信" 責任の所在が分からないものは分からないのであり、再発防止のためにはそれを前提に制度を組み立てていくしかない。個人ではなく企業そのものを処罰する刑事システムが必要!!>>

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