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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"徴用工差し押さえ 政府、韓国に協議要請 請求権協定に基づき初" 韓国の一方的解決策に対しては今さら2項の協議の段階は過ぎており我が国がなすべきはそれを無効化する対抗措置を取ること!!

 1月9日の産経新聞は,”徴用工差し押さえ 政府、韓国に協議要請 請求権協定に基づき初
 政府は9日、韓国最高裁が新日鉄住金に、いわゆる徴用工として労働を強制されたと主張する韓国人男性らへの損害賠償を命じた訴訟をめぐり、1965(昭和40)年の日韓請求権協定に基づく初の協議を韓国政府に要請した。同社側に資産差し押さえ通知が届いたことを確認したのを受けた措置。日本側は韓国政府の出方を見極めていたが、具体的な動きはなく、解決に向け具体策を迫る必要があると判断した。
 協議の要請は外務省の秋葉剛男事務次官が韓国の李洙勲駐日大使を同省に呼んで行った。秋葉氏は「両国間に請求権協定の解釈、実施に関する紛争が存在することは明らかだ」と説明。李氏は記者団に「韓日関係が大変難しい中、相互の信頼を土台に建設的な状況を管理できるよう努めないといけない」と語った。
 一方、韓国外務省は9日、日本政府の協議要請について「綿密に検討する」との声明を発表した。「最高裁判決を尊重する基本的立場のもと、韓日関係などを総合的に勘案し対応策をまとめていく」とも表明。日本政府には「不要な葛藤や反目を引き起こすことは問題解決のためにならない。冷静さと慎重さが必要」と求めた。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「政府は9日、韓国最高裁が新日鉄住金に、いわゆる徴用工として労働を強制されたと主張する韓国人男性らへの損害賠償を命じた訴訟をめぐり、1965(昭和40)年の日韓請求権協定に基づく初の協議を韓国政府に要請した。」とあるが、これについては6日のエントリーで、
そんなことは「韓国最高裁判決」を出す前に韓国側がすべきことであり、それをせずに出すことによって韓国の国家的意思を示したのだから、今さら「協議」の必要はない。
と書いたとおりである(リンクはこちら)。
 案の定、韓国政府の反応は「一方、韓国外務省は9日、日本政府の協議要請について「綿密に検討する」との声明を発表した。」という木で鼻をくくったようなものである。

 この点をもう少し理屈的に説明するならば、この「協議」の法的根拠は日韓請求権協定の3条であり、次のように規定している(リンクはこちら)。

第三条
1 この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとする。
2 1の規定により解決することができなかつた紛争は、いずれか一方の締約国の政府が他方の締約国の政府から紛争の仲裁を要請する公文を受領した日から三十日の期間内に各締約国政府が任命する各一人の仲裁委員と、こうして選定された二人の仲裁委員が当該期間の後の三十日の期間内に合意する第三の仲裁委員又は当該期間内にその二人の仲裁委員が合意する第三国の政府が指名する第三の仲裁委員との三人の仲裁委員からなる仲裁委員会に決定のため付託するものとする。ただし、第三の仲裁委員は、両締約国のうちいずれかの国民であつてはならない。


 1項の規定の運用について韓国は「この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争」に対する一方的解決策を「外交上の経路」ではなく司法の判決という形で実行したということである。
 したがってそのような一方的解決策に対しては今さら2項の「協議」の段階は過ぎており、我が国がなすべきはそれに対する諾否を明らかにし、もし受け入れないならそれを無効化する対抗措置を取ることである。

 我が国がこのような頓珍漢な対応しかできない原因は7日のエントリーで、
そもそも、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決されている話だ。国際法に基づき毅然とした対応をとるため、具体的な措置の検討を関係省庁に指示した」とあるが、こんなことを事なかれ主義の権化である我が国の役人に指示したところで、ろくな提案がされるはずもない。
と書いたとおりである(リンクはこちら)。

 「安倍晋三首相」の無責任さはもはや犯罪的ですらある。
  1. 2019/01/10(木) 02:53:20|
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  4. | コメント:0
<<"文大統領発言に反発の声、日本政府は対抗措置引き続き検討" 「彼ら(韓国側)は協力しない。ICJ(国際司法裁判所)も彼らは応じない」とあるのはそのとおり。安倍政権の無様さがより一層露わになるように事態の推移を見ていくほかない!! | ホーム | "韓国地裁、新日鉄住金資産 差し押さえ決定 徴用工訴訟" 新日鉄住金としては自らの権利を守っておかなければおかしいものであったが、ポスコの手前バタバタ動けなかったのは十分理解できることでありやむを得なかったろう!!>>

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