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2019/06/01

"【ビジネスアイコラム】“リーマン”より深刻、対米摩擦で疲弊 「チャイナ・ショック」は底なし" 「認識が甘い」という評価も「ひとごと、きれいごと」の類い。我が国がなすべきは米中のどちらが正しいか判断し旗幟を鮮明にすること!!

 5月31日のSankeiBizは,”【ビジネスアイコラム】“リーマン”より深刻、対米摩擦で疲弊 「チャイナ・ショック」は底なし
 先の日米首脳会談でちょっと気になったのは、米中貿易戦争に関する安倍晋三首相とトランプ米大統領の間の微妙な「温度差」である。会談後の記者会見で、安倍首相は「米中両国が対話を通じて、建設的に問題解決を図ることを期待」と発言した。ひとごと、きれいごとではあるまいに。首相は6月下旬に迫った大阪での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)のホストとして中国の習近平・国家主席に気を使ったかもしれないが、認識が甘いように思える。(産経新聞特別記者 田村秀男)
 米中対立は今後延々と続き、そのプロセスで疲弊するのは米国ではなく、中国経済である。既に減速が著しい中国景気は今後悪化が加速しよう。それに伴う海外への衝撃は「チャイナ・ショック」と定義されるが、拙論の見るところ、「リーマン・ショック」よりもはるかに深刻になりうる。
 米中貿易戦争の妥結めどは立たず、延々と続く。つまりチャイナ・ショックには終結の見通しはない。リーマン級にはならないと楽観して、消費税増税を強行するのは、まさに超弩級の台風を前に雨戸を開けるような暴挙ではないか。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「会談後の記者会見で、安倍首相は「米中両国が対話を通じて、建設的に問題解決を図ることを期待」と発言した。」に対して「ひとごと、きれいごとではあるまいに。」という感想は正しいが、「認識が甘いように思える」という評価は間違っている。
 当方に言わせれば、そのような評価も「ひとごと、きれいごと」の類いである。
 したがって「リーマン級にはならないと楽観して、消費税増税を強行するのは、まさに超弩級の台風を前に雨戸を開けるような暴挙ではないか。」という結論も非常に受け身的対応である。

 確かに「米中貿易戦争」があろうとなかろうと「消費税増税」を実行すれば、名目GDPのダウンが発生することは事実であるが、やらなかったからといって何か新たな展開が発生するわけではない。

 彼らはその後で財政出動をして景気を回復させると主張するのだろうが、そのような対症的療法は新たな副作用を発生させるだけである。
 したがってそれが分かっているからか単に能力が無いだけなのか、彼らは定量的議論がほとんどできない。

 そうではなく我が国がなすべきは、もし米国が正しいと判断するなら我が国も米国に追随すべきだし、中国が正しいと判断するなら米国にそうした政策を中止するよう進言すべきことである。
 要するに米中のどちらが正しいか判断し、旗幟を鮮明にすることである。
 これをやらない限りは、「ひとごと、きれいごと」という評価を免れない。

 今後、「米中貿易戦争」の激化に伴って、中国製品が一層の低価格で日本市場に襲いかかってくることは火を見るより明らかである。
 そんな時に暢気に財政出動をしているだけであれば、我が国の総需要が中国に食われるとともに、再度また日本企業の日本脱出が活発化し、結果として相変わらず我が国の名目GDPが低迷したままになることは理屈上容易に想像することができる。

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