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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"「札幌市に移すことに決めた」とIOCバッハ会長 五輪マラソン札幌開催へ" 競技会場の決定は「開催都市の東京都」の専権事項だとばかり思っていたから呆気にとられる話。間違いではないのかもしれないが、筋からすればやはりおかしな話!!

 10月17日の産経新聞は,”「札幌市に移すことに決めた」とIOCバッハ会長 五輪マラソン札幌開催へ
 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は17日、ドーハで2020年東京五輪のマラソンと競歩の会場について「IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことに決めた」と述べ、既に二者間では札幌開催で合意に達したとの認識を示した。組織委の森喜朗会長も受け入れる考えを表明した。開催都市の東京都をはじめ札幌市などとの調整がまだ残っているが、札幌開催は確実な情勢となった。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことに決めた」とあるが、呆気にとられる話である。
 というのは競技会場の決定は「開催都市の東京都」の専権事項だとばかり思っていたからである。
 この点は果たして制度的にはどうなっているのか。
 「東京都オリンピック・パラリンピック準備局」のHPに「開催都市契約」なるものが掲載されており次のとおりある(リンクはこちら)。

2020 年第 32 回オリンピック競技大会開催都市契約

 本契約は、2013年9月7日にブエノスアイレスにおいて、本契約のあらゆる目的のために正当に権限を付与されたジャック・ロゲ、およびリチャード・キャリソン両氏により代表される国際オリンピック委員会(以下、「IOC」という)を一方当事者とし、本契約のあらゆる目的のために正当に権限を付与された猪瀬直樹氏により代表される東京都(以下、「開催都市」という)、ならびに本契約のあらゆる目的のために正当に権限を付与された竹田恆和氏により代表される日本オリンピック委員会(以下、「NOC」という)を他方当事者として、締結された。

E. IOCは、ブエノスアイレスにおけるその第125回総会において、開催都市およびNOCの立候補について、他の立候補都市の立候補とともに、慎重に検討し、立候補都市評価委員会の助言とコメントを受け取った。この評価委員会は、IOC、各国際競技連盟(以下、「IF」という)、各国の国内オリンピック委員会、本大会までのオリンピック競技大会組織委員会、IOC選手委員会、および国際パラリンピック委員会の代表者、ならびにその助言が有用となる専門家から構成されている。

V. オリンピック憲章は、当事者として関与し、本契約を厳守する「オリンピック大会組織委員会」(以下、「OCOG」という)を組成することを義務付けている。

2. 大会組織委員会の設立
 開催都市とNOCは、本契約の締結から 5ヶ月以内に OCOGを設立するものとする。

35. オリンピック会場
 開催都市とNOCが本大会開催の申請にて提案した、オリンピック会場(競技会場、オリンピック選手村、国際放送センター(IBC)/メインプレスセンター(MPC)、セレモニー会場など)の定員、内容、場所、構造(恒久的か暫定的かを問わない)、および建設スケジュールは、IOCの書面による事前承認なしに変更することはできない。
 競技会場に関する変更を行う場合は、関係するIFとも協議しなければならない。本件に関する詳細情報は、「会場に関するテクニカルマニュアル」と「競技会場の設計
基準に関するテクニカルマニュアル」に示されている。


 「開催都市とNOCが本大会開催の申請にて提案した、オリンピック会場・・・の・・・場所・・・は、IOCの書面による事前承認なしに変更することはできない。」という文には主語がない。
 文意からすれば「開催都市とNOC」ということになるが、「開催都市とNOCは、本契約の締結から 5ヶ月以内にOCOGを設立するものとする。」だから、可能性としては「「オリンピック大会組織委員会」(以下、「OCOG」という)」が最も高い。
 この点はおそらく「会場に関するテクニカルマニュアル」に書かれていると思うが、これは検索しても内容が出てこない。

 もし上記のようなことであれば、「IOC理事会と大会組織委員会は札幌市に移すことに決めた」も間違いではないのかもしれない。
 しかし問題は「東京都」が拒絶した場合にそれでも「オリンピック大会組織委員会」が強行的に承認申請することが可能かどうかである。
 この点は両者の法的関係の詳細が分からないので何とも言えないが、筋からすればやはりおかしな話だろう。
  1. 2019/10/18(金) 00:37:12|
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