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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"「越水」堤防を破壊…視察の専門家ら指摘 阿武隈、千曲 流量増え" 越水の原因は千曲川の流域圏の広さかもしれないが、そんなことは有史以来そうだし今さらバイパス河川を掘ることも無理。豪雨時には上流のダムで貯水して千曲川にはできるだけ水を流さない工夫が必要!!

 10月16日の新聞は,”「越水」堤防を破壊…視察の専門家ら指摘 阿武隈、千曲 流量増え
 台風19号による大雨では、東日本の50を超える河川で堤防が決壊し、昨年の西日本豪雨(25河川)を大きく上回った。専門家は、宮城県や福島県の阿武隈川や長野市の千曲川などで、流量の増えた河川の水が堤防を越える「越水」が生じ、堤防の外側がえぐられて決壊した可能性を指摘する。
 国土交通省によると、決壊に至る主なメカニズムとして、越水を含め、堤防の河川側が削り取られる「浸食」や、川の水が堤防に染み込んで堤防の強度が低下する「浸透」――の三つがある。
 千曲川の堤防が決壊した長野市では15日午後、国交省北陸地方整備局の調査委員会が決壊現場を調べた。委員長を務める大塚悟・長岡技術科学大教授(地盤工学)は現場付近で記者団の取材に応じ、越水による決壊の可能性に言及した。
 大塚委員長によると、調査では、堤防の外側で生じる「落堀」と呼ばれる現象が確認できたという。落堀とは、越水で堤防の外側の土が崩れた後、さらに勢いよく流出した水が地面をえぐってできるくぼ地だ。大塚委員長は「水の流れが非常に強かったことを示している」と語る。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「専門家は、宮城県や福島県の阿武隈川や長野市の千曲川などで、流量の増えた河川の水が堤防を越える「越水」が生じ、堤防の外側がえぐられて決壊した可能性を指摘する。」とあるのはそのとおりだろう。
 問題はなぜ「越水」が発生したかである。
 これについては台風の進路からかなり離れた長野県内でもそれほど「降水量」は大きかったのだろうか。
 これについては次の報道がある。

 10月14日の産経新聞は,”【台風19号】河川決壊招いた要因は何か 浮かぶ「地形性降雨」
 台風19号では各地の河川で決壊が発生し、長野県の千曲川でも大規模な洪水が発生したが、猛烈な降雨を起こした要因の一つに、台風の進路や風向きによって発生した「地形性降雨」があったとの分析が浮上している。
 「千曲川の源流がある山間部に大量の雨が降った。過去にも水害が起きたが、200年に一度ぐらいの規模だ」。中央大の山田正教授はこう指摘した上で、降雨の原因として、台風のたどった進路をあげる。
 台風は伊豆半島付近から上陸し、関東や東北を北東へ横切るように縦断。これにより、内陸の山間部に向けて、湿った風が強烈に吹き付けた。
 風は、長野や群馬、埼玉の県境周辺で山とぶつかり、上昇気流となって雨雲となり大量の雨を降らせたとみられる。この付近には千曲川の源流があり、水量は爆発的に増えた可能性がある。
 13日午前9時までの長野県の48時間雨量は北相木で411・5ミリ、佐久で311・5ミリ、鹿教湯で327・5ミリを記録し、いずれも観測史上1位を更新した。
”と報道した(リンクはこちら)。


 確かに「13日午前9時までの長野県の48時間雨量は北相木で411・5ミリ、佐久で311・5ミリ、鹿教湯で327・5ミリを記録し、いずれも観測史上1位を更新した。」とあるのは大きい数字ではある。
 しかし近年では四国地方や紀伊地方ではよく耳にする数字であり、それらの地方では今回のような大規模な堤防決壊が発生したとは聞かない。
 やはり長野県では水害に対する備えが薄かったのではないか。
 これについては次のような擁護論もある。

 10月15日のNHKクローズアップ現代は,”同時多発 河川氾濫の衝撃 ~緊急報告・台風19号~
 千曲川の決壊は、どのように起きたのか。信州大学の吉谷純一教授が注目したのは、その流域圏の広さでした。
信州大学工学部 吉谷純一教授
「ここに降った雨が全部、この河川に集まってくる。」
栗原:このエリアに集まった雨が全部入ってくる?
 千曲川の流域圏です。面積は栃木県とほぼ同じ大きさ。このエリアに降った雨は支流をたどり、千曲川へと流れ込みます。
 台風接近時の支流の増水を示すデータ。濃い紫ほど、危険水位に近づいていることを表しています。千曲川を取り囲む毛細血管のような支流が、上流から次々と危険水位に達し、本流の千曲川へと流れ込んでいく様子が分かります。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「信州大学の吉谷純一教授が注目したのは、その流域圏の広さでした。」とあるのはそのとおりだろう。
 しかしそんなことは有史以来そうだし、今さらバイパス河川を掘ることも無理である。
 そうだとしたら豪雨時には上流の地方自治体管理の河川のダムで貯水して国管理の「千曲川」にはできるだけ水を流さない工夫が必要である。
 そこで問題となるのがやはり田中康夫元知事による脱ダム宣言である。
 これがなければもう少し「千曲川」の負担は減殺できたのではないかと思う。

 田中康夫元知事以降の知事は基本的に自民党系の知事であるが、10月15日のエントリーで書いたように河川行政の方向性は何も変わっていない。
 今回の経験を糧に長野県当局には河川行政の抜本改革を望みたい。
  1. 2019/10/19(土) 00:26:11|
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