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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"暴れ天竜、河道掘削遅れ 洪水で33万人被災試算も" 洪水対策にはダム建設と並んで「川底を掘って流れを良くする河道掘削」も重要な手法であるが、国の治水予算が落ち込んでいることからすると、遅れは当然の成り行き!!

 2018年12月30日の中日新聞は,”暴れ天竜、河道掘削遅れ 洪水で33万人被災試算も
 静岡、長野県を流れる天竜川の主要な洪水対策で、川底を掘って流れを良くする河道掘削の量が国の河川整備計画の目標に届いていないことが国土交通省への情報公開請求などで分かった。大規模豪雨時には被災者が三十万人を超えるとの試算もあり、流下能力の向上は喫緊の課題。専門家は「下流の安全を守るため、計画の遅れは許されない」と指摘している。
 国交省浜松河川国道事務所などによると、天竜川水系河川整備計画は三十年程度を対象期間にし、二〇〇九年度に策定された。戦後最大とされる一九八三(昭和五十八)年九月洪水と同規模の流量に耐えられるようにするため、河道掘削量は約五百万立方メートルに設定した。このうち、静岡県内の下流域が三百八十五万立方メートルと八割近くを占める。
 計画では年間の掘削量は十二万立方メートルとされているが、策定当初の数年を除き、ほとんどの年で達成できていない。九万立方メートルだった一二年度からは毎年下回っており、一八年度は三万立方メートルほどだった。これまでの総掘削量は計百十二万七千立方メートルで、目標より七万三千立方メートル少ない。
 天竜川の治水に詳しい辻本哲郎名古屋大名誉教授(河川工学)は「天竜川は急流で土砂の移動も多く、河床の形が変化しやすい。河道掘削で豪雨時にも安定的に流せるようにしなければならない」と話している。
”と報道した(リンクはこちら)。


 この記事にあるように「洪水対策」にはダム建設と並んで「川底を掘って流れを良くする河道掘削」も重要な手法であるが、10月16日のエントリーで指摘したとおり、国の治水予算が平成10年度と令和元年度を比較すると44%にまで落ち込んでいることからすると、「国の河川整備計画の目標に届いていないこと」は当然の成り行きだろう。
 この「天竜川」は幸にも近年、洪水の報はないが、それがあっても状況は似たようなものである。

 7月19日の岐阜新聞は,”【民意は訴える】⑦防災 豪雨被災地 安心感まだ
 「気付いたら家の前の道は濁流。とにかく自分や家族の命を守ることしか頭になかった」。昨年の7月8日未明。関市北東部を流れる津保川流域の広範囲で川が氾濫した。当時上之保の川合下自治会長だった宇佐見勲さん(68)は濁流を目にした瞬間、焦りを隠せなかった。
 国も手をこまねいているわけではない。今年3月には津保川を「浸水対策重点地域緊急事業」に採択し、治水事業に交付金を出す方針を決定。それを受け、川を管理する県も長良川圏域河川整備計画を変更し今後5年間で集中的に河道掘削などを進める。だが宇佐見さんは「(復旧に比べて)スピードが遅い。ここは昨年の豪雨に耐えられなかった。次は想定外では済まされない。もう雨期は来ているのに...」と厳しい表情で川を見つめる。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「今後5年間で」ということであれば、「(復旧に比べて)スピードが遅い。」と言いたくなるのも無理はない。
 ただこの「津保川」については「今年3月には津保川を「浸水対策重点地域緊急事業」に採択し、治水事業に交付金を出す方針を決定。」とあるからまだましであるが、これから分かることは、そういう事業に採択されなければ「交付金」が出ないので、地方自治体管理の河川の「河道掘削」は地方の単独事業となることである。
 これでは「河道掘削」が進まないことは自明である。
 
 今から10年以上前にある関東の県を訪れた際に、当地のある1級河川の橋の上から川底を眺めたところ、自分の地元の川に比べて余りに河床が高いことに驚愕したことがある。
 「これじゃちょっと雨が降るとすぐに洪水になるでしょう」とそこの地元の人に言ったのであるが、その人は「昔からこうだから何とも思っていなかった」と仰っていた。
 おそらくその河川では近年全く浚渫が行われていないのだろう。

 ことほどさように日本全国の河川が「浸水対策重点地域」と言っても過言ではないのだから、国は「河道掘削」に積極的に補助金を投入すべきである。
  1. 2019/10/21(月) 05:46:35|
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