"貿易収支3カ月連続赤字 対中国は春節影響で輸出入とも減少" 中国は資源国ではないので本来なら赤字になりようがない。いかに中国との貿易が不公正なものであり、我が国の経済に害悪を与えているかが分かる!!
2月19日の産経新聞は,”貿易収支3カ月連続赤字 対中国は春節影響で輸出入とも減少
財務省が19日発表した1月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆3126億円の赤字だった。赤字は3カ月連続。春節休暇の影響により、中国に対する輸出入はともに減少した。
輸出は前年同月比2・6%減の5兆4305億円で、14カ月連続で減少した。自動車などの輸出減が響いた。輸入も3・6%減の6兆7431億円となり、9カ月連続で下落した。
国・地域別では、対中国の貿易収支が8385億円の赤字で、欧州連合(EU)に対しても914億円の赤字だった。対米国は3692億円の黒字だった。”と報道した(リンクはこちら)。
季節的な影響もあるから一喜一憂するものではないが、それにしても「赤字は3カ月連続。」は頂けない。
なぜこのようなことになるのか。
3か月だけを見てもしょうがないので、2019年全体ではどうだったのか。
令和元年分貿易統計の「地域(国)別輸出入」において我が国が貿易赤字が大きかった国上位5か国は次のとおりである(リンクはこちら)。
(単位:百万円、%)
これを見ると「中華人民共和国」以外はすべて資源国であり、それらの国々に対する赤字はやむを得ない。
しかし中国だけはそうではないので、本来なら赤字になりようがないものである。
いかに中国との貿易が不公正なものであり、我が国の経済に害悪を与えているかが分かる。
ここでもし「中国は人件費が安いからやむを得ない」などと言っている人物がいたら、いつも言っているようにその人物は全く為替レートの趣旨を理解していないものである。
本来、人件費に高いも安いもなく、とにかく両国でそれらが同等になるように定めるのが為替レートの趣旨だからである。
とにかく現状では中国との貿易は百害あって一利無しであり、直ちに貿易を縮小することが我が国の国益である。
財務省が19日発表した1月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆3126億円の赤字だった。赤字は3カ月連続。春節休暇の影響により、中国に対する輸出入はともに減少した。
輸出は前年同月比2・6%減の5兆4305億円で、14カ月連続で減少した。自動車などの輸出減が響いた。輸入も3・6%減の6兆7431億円となり、9カ月連続で下落した。
国・地域別では、対中国の貿易収支が8385億円の赤字で、欧州連合(EU)に対しても914億円の赤字だった。対米国は3692億円の黒字だった。”と報道した(リンクはこちら)。
季節的な影響もあるから一喜一憂するものではないが、それにしても「赤字は3カ月連続。」は頂けない。
なぜこのようなことになるのか。
3か月だけを見てもしょうがないので、2019年全体ではどうだったのか。
令和元年分貿易統計の「地域(国)別輸出入」において我が国が貿易赤字が大きかった国上位5か国は次のとおりである(リンクはこちら)。
(単位:百万円、%)
国名 | 輸出価額 | 輸入価額 | 差引価額 |
中華人民共和国 | 14,682,699 | 18,444,554 | -3,761,855 |
オーストラリア | 1,579,820 | 4,954,757 | -3,374,937 |
サウジアラビア | 556,703 | 3,015,189 | -2,458,486 |
アラブ首長国連邦 | 782,683 | 2,855,104 | -2,072,421 |
カタール | 122,211 | 1,433,963 | -1,311,752 |
これを見ると「中華人民共和国」以外はすべて資源国であり、それらの国々に対する赤字はやむを得ない。
しかし中国だけはそうではないので、本来なら赤字になりようがないものである。
いかに中国との貿易が不公正なものであり、我が国の経済に害悪を与えているかが分かる。
ここでもし「中国は人件費が安いからやむを得ない」などと言っている人物がいたら、いつも言っているようにその人物は全く為替レートの趣旨を理解していないものである。
本来、人件費に高いも安いもなく、とにかく両国でそれらが同等になるように定めるのが為替レートの趣旨だからである。
とにかく現状では中国との貿易は百害あって一利無しであり、直ちに貿易を縮小することが我が国の国益である。
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