FC2ブログ

金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

←応援クリックお願いします。

"経産省が東レ子会社を警告 中国での炭素繊維流出で" 訳が分からない報道。国の許可の対象は事業者に輸出することではなく、あくまでその国に輸出することにしなければならない。また再発防止の前に違反行為に対してきっちりとペナルティを与えなければならない!!

 12月22日の朝日新聞は,”経産省が東レ子会社を警告 中国での炭素繊維流出で
 経済産業省は22日、商社の東レインターナショナルが中国で炭素繊維を本来の顧客ではない事業者に流出させたとして、再発防止を求める行政指導(警告)をしたと発表した。外国為替法では、炭素繊維など軍事転用の恐れのある品目を輸出する際は、最終消費者も明示したうえで国の許可を得る必要がある。
 東レインターナショナルは東レの子会社で、輸出許可をとって炭素繊維を中国で販売していた。現地子会社の従業員が数年にわたり、中国内の複数の事業者に流出させていた。今年5月に内部通報で発覚し、8月に経産省に報告した。
”と報道した(リンクはこちら)。


 訳が分からない報道である。

 まず「中国で炭素繊維を本来の顧客ではない事業者に流出させた」とあるが、一旦、外国に出てしまえば我が国の国家権力は及ばないのだから、「国の許可」の対象は事業者に輸出することではなく、あくまでその国に輸出することにしなければならない。
 果たして「外国為替法」の規定はどうなっているのだろうか。
 同法48条1項は次のとおり定めている。

(輸出の許可等)
第四十八条 国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出をしようとする者は、政令で定めるところにより、経済産業大臣の許可を受けなければならない。
 


 「特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出」だからこれはやはり中国を仕向地とする貨物の輸出を許可の対象としなければならないものである。
 そういう点から言えば我が国固有の領土である尖閣諸島を侵略中の中国への輸出を許可すること自体がおかしなことだと言わなければならない。

 また「再発防止を求める行政指導(警告)をした」とあるが、これは「再発防止」の前に違反行為に対してきっちりとペナルティを与えなければならない。
 外為法53条1項は次のとおり定めている。

(制裁)
第五十三条 経済産業大臣は、第四十八条第一項の規定による許可を受けないで同項に規定する貨物の輸出をした者に対し、三年以内の期間を限り、輸出を行い、又は特定技術を外国において提供し、若しくは非居住者に提供することを目的とする取引若しくは当該取引に関する特定記録媒体等の輸出若しくは外国において受信されることを目的として行う電気通信による特定技術を内容とする情報の送信を行うことを禁止することができる。

 

 「三年以内の期間を限り、輸出を行・・・うことを禁止することができる」だから、この規定の適用の是非をまず検討しなければならないはずである。
 「東レインターナショナル」には一体どういう処分を行ったのだろうか。

 とにかく政府の「東レ」に対する姿勢はあまりに弱腰であり、これは何らかの悪しき背景があると邪推せざるを得ない。
  1. 2020/12/25(金) 03:00:12|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<"感染拡大防止へ「静かな年末年始を」 菅首相が国民に呼びかけ" この「2692億円余り」という金額はどう考えても小さ過ぎる。予備費はまだ6兆4038億円使える。予算はあるのだから、もっと思い切った予算執行を心がけるべき!! | ホーム | "【主張】来年度予算案 財政悪化の現実忘れるな" 基本的に考え方が間違い。現代の経済制度では財政赤字が通貨供給量の裏付けとなっているのだから財政赤字だからといって問題視する必要がないから。他方でMMTもまた間違い!!>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ccp58800.blog25.fc2.com/tb.php/4452-aa96f7b1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)