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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"麻生財務相、PB黒字化目標を堅持" これは完全に間違った考え方。現状ではプライマリーバランスの赤字が通貨供給量を増加させる唯一のチャンネルだから経済成長が実現されている限り一定のプライマリーバランスの赤字は必ず必要だから!!

 1月18日の産経新聞は,”麻生財務相、PB黒字化目標を堅持 西村担当相、民需主導の成長軌道に
 麻生太郎財務相は18日召集された通常国会の衆院本会議で財政演説を行い、新型コロナウイルスの感染が再拡大する日本経済の現状に警戒感を示し、令和2年度第3次補正予算案、3年度予算案の早期成立と着実な執行が不可欠だとの考えを強調した。
 麻生氏はコロナ禍で経済は「依然として厳しい」と分析。3次補正と3年度予算で雇用と事業を支え感染拡大防止に取り組むとともに、今月発令した2度目の緊急事態宣言による経済や国民生活への影響を注意深く見極め、予備費による追加対策の実施を含め「適切に対応する」と説明した。
 今年度の新規国債発行額は3次補正段階で過去最大の約112兆6000億円に膨張。財政健全化は厳しさを増しているが、令和7年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標は堅持する考えを示した。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「令和7年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標は堅持する考え」とあるが、これは完全に間違った考え方である。
 というのは現状では「プライマリーバランス」の赤字が通貨供給量を増加させる唯一のチャンネルだから、経済成長が実現されている限り、一定の「プライマリーバランス」の赤字は必ず必要だからである。
 もちろん通貨供給量を増加させるチャンネルと言えば、一般的には公定歩合政策と公開市場操作であるが、現状では金利の引き下げも買いオペも目一杯行われており、これ以上拡大させる余地がないということが背景としてある。

 ただ通貨供給量を増加させるという点から言えば、その前に日本経済にとっての最適な通貨供給量の水準はどの程度かという議論が前提としてなければならない。
 しかし不思議なことに我が国ではそのような議論は全くなされていない。
 なぜそれがなされてないのかと言えば、その答えは簡単であり、昨年12月24日のエントリーでも指摘したとおり、約490兆円にも及ぶ日銀当座預金のブタ積みがあるからである。
 ここで言う通貨供給量とはマネタリーベースではなく、現実に社会に出回っているお金の量であるが、すぐにそれに使えるお金が約490兆円も余分にあるのに全く使われていないということは、明らかに最適な通貨供給量の水準以上にお金が存在していることは自明ということになるからである。

 そしてこのことから導かれる唯一の結論は我が国の不況の原因は通貨供給量、言い換えれば金融政策とは無関係だということである。
 要するにリフレ派の主張は全く間違っていたということであり、最近はリフレ派という言葉を耳にする機会がなくなったのも当然ということである。
  1. 2021/01/19(火) 01:23:04|
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