FC2ブログ

金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

←応援クリックお願いします。

"武器使用「排除されない」 中国海警法対応で海保長官" 非常に妥当であるが、これは昨日の産経新聞の社説にあった理屈とはどう考えても食い違っているのではないか。産経新聞は奥島長官の主張は国際法違反であると指摘する義務がある!!

 2月17日の産経新聞は,”武器使用「排除されない」 中国海警法対応で海保長官
 海上保安庁の奥島高弘長官は17日の記者会見で、中国海警局の武器使用を認める海警法が1日に施行されたことを受け、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海警備で武器を使用された場合の対応について「国際法で許容される範囲で、法律の原則にのっとり、武器を使用することは排除されない」との認識を示した。
 海上保安庁法20条は海上保安官の武器使用要件について、警察官職務執行法7条を準用すると規定。犯人の逮捕や逃走防止など相当の理由がある場合、合理的に必要な限度で使用が可能などと定められている。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「国際法で許容される範囲で、法律の原則にのっとり、武器を使用することは排除されない」とあるのは非常に妥当であるが、これは昨日の産経新聞の社説にあった「日中両国が加わっている国際法(国連海洋法条約)は海上法執行機関に、外国の公船に対する武器使用を認めていない。」とはどう考えても食い違っているのではないか。

 「海上保安庁法20条は海上保安官の武器使用要件について、警察官職務執行法7条を準用すると規定。」とある「海上保安庁法20条」や「警察官職務執行法7条」の規定は次のとおりである。

海上保安庁法20条
第二十条 海上保安官及び海上保安官補の武器の使用については、警察官職務執行法(昭和二十三年法律第百三十六号)第七条の規定を準用する。
② 前項において準用する警察官職務執行法第七条の規定により武器を使用する場合のほか、第十七条第一項の規定に基づき船舶の進行の停止を繰り返し命じても乗組員等がこれに応ぜずなお海上保安官又は海上保安官補の職務の執行に対して抵抗し、又は逃亡しようとする場合において、海上保安庁長官が当該船舶の外観、航海の態様、乗組員等の異常な挙動その他周囲の事情及びこれらに関連する情報から合理的に判断して次の各号のすべてに該当する事態であると認めたときは、海上保安官又は海上保安官補は、当該船舶の進行を停止させるために他に手段がないと信ずるに足りる相当な理由のあるときには、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。
一 当該船舶が、外国船舶(軍艦及び各国政府が所有し又は運航する船舶であつて非商業的目的のみに使用されるものを除く。)と思料される船舶であつて、かつ、海洋法に関する国際連合条約第十九条に定めるところによる無害通航でない航行を我が国の内水又は領海において現に行つていると認められること(当該航行に正当な理由がある場合を除く。)。

警察官職務執行法7条
第七条 警察官は、犯人の逮捕若しくは逃走の防止、自己若しくは他人に対する防護又は公務執行に対する抵抗の抑止のため必要であると認める相当な理由のある場合においては、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。
 


 刑法上の正当防衛や緊急避難に該当する「自己若しくは他人に対する防護」はともかくとして、それ以外の場合はどう考えても「海上法執行機関に、外国の公船に対する武器使用を認めていない」に抵触しているだろう。
 産経新聞は都合の悪いところをスルーしないでしっかりと、「海上保安庁の奥島高弘長官」の主張は国際法違反であると指摘する義務がある。
  1. 2021/02/18(木) 00:53:09|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<"日本の尖閣実効支配、覆す試み強める中国…平時に自衛隊が対処すれば「介入の口実与える」" 海警でも尖閣諸島の実効支配を奪おうと思えば奪えるのだから口実もへったくれもない。中国側が尖閣諸島の奪取を思いとどまっている理由はただ一つ。米国による経済制裁がどの程度になるか分からないということ!! | ホーム | "【主張】中国の海警法 国際法違反は看過できぬ" 海上保安庁法は国際法に則って武器使用の対象から外国公船を外しているはどう考えてもおかしな措置。領海侵犯した外国船舶に対しては武器使用ができることは当然のこと。国際法違反は海警法ではなく中国の領海法!!>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ccp58800.blog25.fc2.com/tb.php/4507-ca82e350
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)