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金子吉晴(日本の自存自衛を取り戻す会)    行動保守運動の一員として真に戦後レジームからの脱却を追求しています。

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"骨太方針原案 経済安保で企業にも責務 対中包囲網強化" 問題は日中の経済結び付きの原因。それをつぶさずに闇雲に「規制強化」に走ったところで脱法的企業が増えるだけ。当方に言わせればそれはひとえに日本政府が長年に亘って「人民元の不公正な為替レート」を放置してきたことに尽きる!!

 6月9日の産経新聞は,”骨太方針原案 経済安保で企業にも責務 対中包囲網強化
 政府は9日の経済財政諮問会議で、経済財政運営の指針「骨太の方針」の原案を示し、中国人留学生を念頭に先端技術の流出防止策などで具体策を明記するなど、経済安全保障の強化を打ち出した。覇権主義を強める中国への警戒感が国際的に高まる中、企業に新たな責務を迫る内容だ。日本企業には業績などへの影響も出るが、対中包囲網形成の重要性は大きい。政府は日本企業が中国との経済的な結びつきが強いことも踏まえた、実効性の高い対策を練り上げる必要がある。
 一方、中国は日本の輸出入総額の約2割を占める最大の貿易相手国でもある。中国市場で事業を展開したり、原材料調達を中国に依存したりする企業は多い。「経済面で中国とのデカップリング(分断)など現実的には不可能」(国際通商筋)との指摘もある。
 ただ、日本の長期的な国益を考えれば中国の影響力拡大は軽視できない。政府には規制強化だけでなく、企業の協力を引き出し、対策の実効性を高める手腕が求められる。
”と報道した(リンクはこちら)。


 「政府には規制強化だけでなく、企業の協力を引き出し、対策の実効性を高める手腕が求められる。」とあるが、「企業の協力」という感覚はおかしい。
 「覇権主義を強める中国への警戒感が国際的に高まる中」という理由であれば、これは「規制強化」一本槍で十分である。
 ただ問題は「日本企業が中国との経済的な結びつきが強い」という現状が成立したという原因である。
 それをつぶさずに闇雲に「規制強化」に走ったところで脱法的な行動に走る企業が増えるだけである。

 当方に言わせれば、それはひとえに日本政府が長年に亘って「人民元の不公正な為替レート」を放置してきたことに尽きる。
 そのような原因により日本企業としては中国で生産しなければ他の多国籍企業や中国企業に競争で敗北するからやむを得ずそうしているのである。

 そして最も重要なことは、ここで「不公正な」というのは何も中国政府が不公正な行為をしているかどうかという意味ではない。
 そのような行為をしていようがいまいが、要するに結果が不公正、つまり為替レートが購買力平価の水準に合っていないという意味である。
 現状で「人民元の不公正な為替レート」が成立する原因は様々であり、要因としては中国政府の行為よりむしろそれが市場の実勢に合っているという要素の方が大きいかもしれない。
 その意味では中国人民元のようなローカルカレンシーの価値を決定するには外国為替市場という制度に委ねること自体が無謀と言えるかもしれない。

 日本政府としてはそういう論理的な主張をすべきであるのに、残念ながら日本政府にはそのような意思も能力もない。
 したがって長年に亘って「人民元の不公正な為替レート」を放置するという愚挙を冒し、結果として「日本企業が中国との経済的な結びつきが強い」という我が国にとっては安全保障上の大きな弱点を抱える無様な有様に至っているのである。
 当方のような主張は日中の経済インバランスが問題になり始めた2000年代初頭には財務大臣の記者会見でもよく質問に出ていたように思うが、最近ではとんと聞かれなくなってしまった。
 その原因は何かと言えば、日本の保守勢力が「財政拡大さえすれば日本経済は復活する」という子供騙しの理屈で満足し、当方のような主張に関心を示さなかったということにあると思う。
 その意味では日本政治はこの20年で一層退化してしまっているとも言えよう。
  1. 2021/06/10(木) 04:27:35|
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